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子牛の誕生 [俳句]

子牛が誕生した直後の写真です。
双子ですが2頭は似ていないので二卵性でしょうか。
子牛の体はまだ濡れていて、母親に舐めてもらっているところです。

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生を享く子牛も母も白き息 粋田化石



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これは数年前に詠んだ句です。写真にぴったりの句でしたので、引っ張り出してきました。
寒い日のお産の後は、子牛も母牛も鼻の穴から白い息が出っぱなしです。この白い息から、生まれたばっかりの子牛が一生懸命に生きようとして呼吸している様子がはっきりわります。感動です。季語は『息白し』で冬の季語です。


【 息白し いきしろし 】  白息(しらいき)  (季冬)
冬は空気が冷たいので、人の吐く息が白く見える。(角川合本俳句歳時記第四版)






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明けましておめでとうございます [俳句]

皆さま明けましておめでとうございます
本年も宜しくお願い致します

さて、今回は新年の季語で猫の句を詠みました

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そっと爪立てて年賀の猫絡む 粋田化石



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去りし猫淡き爪痕お年玉 粋田化石


六日ぶりに会った猫が喜んで足に絡みついてきました。爪を立てられてもちっとも痛くありませんでした。『年賀』も『お年玉』も新年の季語です。


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みゃーと鳴き四日の猫の離れ行く 粋田化石


やはり六日ぶりに会った猫が「みやーお」と鳴いて近づいてきました。頭と喉を撫でてやったのですが、おやつを与えなかったので踵(きびす)を返して向こうへ行ってしまいました。


【 年賀 ねんが 】 年始  年礼(ねんれい) 廻礼 年始廻り  賀詞(がし)  賀詞(よごと)  (季新年)
元日から三日までの間に、 親戚しんせき ・知人らが互いに訪問して新年の賀詞を述べあうこと。古くは正装し威儀を正して訪問しあって、 喰積くいつみ や 蓬萊ほうらい などの食礼を行い、大いに賑った。(角川合本俳句歳時記第四版)

【 年玉 としだま 】 お年玉  (季新年)
新年の贈り物をいう。古くはさまざまな物を贈る贈答行事だったが、後には餅を贈るようになった地域が多い。現在ではもっぱら子供に与える金銭や物品をいう。単に正月の贈り物である他に、神への供物や神からの賜り物の意味もある。九州では、白紙で米を包んで、神詣でや若水迎えに使う供え物を年玉という地方が多い。地方によって特色のある年玉の風習がある。(角川合本俳句歳時記第四版)

【 四日 よつか 】  羊日(やうじつ)  (季新年)
一月四日。この日を仕事始めの日とする所が多い。(角川合本俳句歳時記第四版)






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皆さま有難うございます [俳句]

皆さま、一年間有難うございます
お陰様で無事に大晦日を迎えることが出来ました

来年も宜しくお願い致します
粋田化石

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正座して眼鏡磨いて年惜しむ 粋田化石




【 年惜しむ としをしむ 】  (季冬)
過ぎゆく年を惜しむこと。一年が過ぎ去ることへの感慨がこもる。(角川合本俳句歳時記第四版)







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冬の空 [俳句]

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数へ日や雲の子風に追われおり 粋田化石


『数え日』というのは、残り少なくなった年末の日のことです。
小さな雲が一つだけ空を泳いでいるのを見たので、“雲の子”として詠んでみました。年末の忙しい様子を感じていただけるでしょうか。




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冬夕焼雲の観音染まりゆく 粋田化石


『夕焼』は夏の季語ですので、冬の夕焼けは『冬夕焼』といいます。
夕空に観世音菩薩が横たわっているような雲を見つけました。私は携帯電話を“電話付のカメラ”として持ち歩いているので、このような瞬間にとても重宝します。



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草枯れて風さえ乾く夕日影 粋田化石


日没後数十分間の『マジックアワー』の時間帯に写真を撮ると、ごく普通の景色もこんなに綺麗に写ってくれます。そして、この瞬間は詩人になれるような気がします。手前にある枯草が何か物悲しいですね。

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【 数へ日 かぞへび 】  (季冬)
年末の残った日数が指折り数えるほどになった感慨をいう。新年を迎える年用意の慌ただしさが背後にある。(角川合本俳句歳時記第四版)

【 冬の夕焼 ふゆのゆふやけ 】  冬夕焼(ふゆゆやけ)  寒夕焼(かんゆやけ)  冬茜(ふゆあかね)  寒茜  (季冬)
単に夕焼といえば夏の季語であるが、冬の夕焼にもまた、鮮やかな美しさがある。裸木を染め、西空を燃え立たせて、たちまち薄れてしまう。↓夕焼(夏)

【 枯草 かれくさ 】 草枯る  (季冬)
冬が深まると、野山はいうにおよばず、庭の草もみな枯れてゆく。その姿も色もわびしい。(角川合本俳句歳時記第四版)

ゆうひ‐かげ【夕日影】ゆふひ‐
夕日の光。(大辞泉第二版)


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デジカメ [俳句]

四年前に発売になっていたニコンのデジタル一眼レフカメラがかなり安くなってきたので最近購入しました。世の中が便利になり、ミラーレス一眼レフカメラも存在するのに敢えてミラーレスではないカメラを選択してしまいました。
技術の進歩でデジカメの画素数はどんどん増えて行きます。しかし、画素数が増えるとカメラの僅かな振動も写り込んでしまうので、ミラー振動のないミラーレスの方が高画素数のデジカメには向いているのだそうです。また、ミラーが無い分小型軽量化ができるし構造も単純にできます。
それを承知でミラー付きの一眼レフカメラを選択した私。実は私、シャッターボタンを押したときに聞こえるミラーが跳ね上がる音が大好きなのです。名前の通り頭の中身も“生きた化石”なのかもしれません。

さて、そのカメラで撮影した上弦の月の写真です。
たまたまカメラを持っていたので写すことが出来ました。しかし三脚までは持っていなかったので、殆どの写真が手振れで使い物になりませんでした。
一枚目は加工を、二枚目はトリミングをしてあります。

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星空や瞼冷たきファインダー 粋田化石



千葉市のとある場所で外気温0℃の中撮影しました。


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【 冷たし つめたし 】 底冷  (季冬)
皮膚に直接感じる寒さ。「底冷」は身体の真底まで冷える寒さをいう。盆地の底冷はひとしおである。↓冷やか(秋) (角川合本俳句歳時記第四版)







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満月 [俳句]

今日は旧暦の十月十五日、つまり満月の日です。
千葉県北東部地方は夕方まで小雨が降っていましたが夜には止んで、綺麗な月を見ることが出来ました。
実はつい先日デジタルの一眼レフカメラを購入しました。今夜の満月が新しいカメラの初被写体、そうデジタル一眼デビューです。
そのカメラの使用説明書なのですが、大きさは手帳ほどとはいえ500ページもあります。したがって、カメラの使い方はなかなか理解できません。幸い基本的な操作である『プログラムオート撮影』、『マニュアル撮影』の使い方は勉強済みでしたので、ISO感度を下げてマニュアル・モードで月を撮影してみました。

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通勤の車にもたれ冬の月 粋田化石


通勤に使っている自動車に凭(もた)れ掛かって満月を眺めました。


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寒月や一か八かの我が暮らし 粋田化石


一か八かで撮影するというのは、デジカメだからこそできる技だと思います。フィルムのカメラだったら勿体無くてできないですよね。


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冬の月イルミネーション追い越して 粋田化石


クリスマスのイルミネーション越しに撮影してみました。


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【 冬の月 ふゆのつき 】  寒月(かんげつ) 冬満月 冬三日月  (季冬)
澄みわたった大気の中で冬の月は磨ぎ澄まされたように輝く。(角川合本俳句歳時記第四版)



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柊の花 [俳句]

柊(ひいらぎ)の花がひっそりと咲いていました。
歳時記で調べると『柊の花』は冬の季語でした。とうとう冬がやって来た証拠を見つけてしまったという感じですね。

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花柊棘に怖怖鼻を寄せ 粋田化石


ご存知の通り柊の葉には棘があるので、恐る恐る鼻を近づけてみると優しい香りがしました。

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柊の花ひっそりと鬼門かな 粋田化石


我が家の柊は魔除けの目的で艮(丑寅・うしとら)の方角に植えてあります。艮、つまり北東という日当たりの悪い場所でひっそりと咲いている柊を見ていたら、柊に申し訳なくなってきました。


【 柊の花 ひひらぎのはな 】 花柊  (季冬)
柊は山地に自生するモクセイ科の常緑小高木で、十一月ごろ、 葉腋(ようえき)に芳香のある白い花をつける。ひっそり咲いているが、清楚で美しい。散り始めて地にこまかな花をこぼすところもまた趣がある。季語としては「柊の花」「柊咲く」のように、花であることをはっきりいう必要がある。木は雌雄異株。「柊」は「ひらぎ」とも。(角川合本俳句歳時記第四版)

き‐もん【鬼門】
[1] 陰陽道(おんようどう)で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)(北東)の方角。また、その方角にあたる場所。
[2] 行くと悪いことに出あう場所。また、苦手な人物や事柄。「あそこの家はどうも―だ」「数学は―だ」
(大辞泉第二版)






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胡桃(くるみ) [俳句]

胡桃は秋の季語です。

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一年中何でも食べられる便利で快適な世の中ですので、粋田化石も『胡桃』の季節を意識したことはありませんでした。
実は、この記事を書いていたら胡桃が食べたくなり、直ぐにこの秋に獲れた胡桃を注文しました。本当に便利な世の中です。

さて、俳都松山『俳句ポスト365』に投稿した句です。

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死亡記事胡桃の殻で隠れけり  粋田化石



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胡桃でも落花生でも、食べるときは新聞紙を広げてその上に剥いた殻をこぼしながら食べます。「死亡記事」としたのは句の印象を強くするためで、隠れてしまったのは死亡記事ではありません。

【 胡桃 くるみ 】 姫胡桃 鬼胡桃 沢胡桃 胡桃割る 胡桃割  (季秋)
クルミ科の落葉高木の実。日本に自生するのは鬼胡桃で、山野の川沿いに生える。秋に熟すると青い果皮が裂けて核果が顔を出す。その硬い殻には深い 皺しわ があり、中の子葉の部分は栄養価が高く美味である。姫胡桃は変種で、殻の表面に皺がほとんどない。

夜の卓智慧のごとくに胡桃の実 津田清子

胡桃二つころがりふたつ音違ふ 藤田湘子

蓼科は山なみやさし鬼くるみ 峰尾北兎

胡桃割る聖書の万の字をとざし 平畑静塔

胡桃割る燈の円光の一家族 大野林火

胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋 鷹羽狩行

山の音聴こゆる胡桃割りにけり 老川敏彦

(角川合本俳句歳時記第四版)


画像は全てフリー素材です

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家の中に守宮(やもり)がいました [俳句]

今日11月7日は旧暦では9月30日です。秋の終わりに夏の季語で恐縮です。

家の中に全長5㎝ほどの小さな守宮(やもり)がいました。写真を撮った後外に放そうと思いましたが、私の武骨な手で捕まえると潰してしまいそうなくらい小さな守宮でした。そこで、上からコップを被せて捕獲し、外に逃がしました。ちゃんと冬眠して、来春また来てください。

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二寸でも忍者守宮は壁駈ける 粋田化石


壁を駈けていく守宮はまるで忍者のようです。




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太き指守宮広げて考える 粋田化石


守宮が立ち止ったとき、太い指と傾(かし)げた頭が目につきました。頭を傾げると何かを考えているようです。



【 守宮 やもり 】  壁虎(やもり) 家守  (季夏)
蜥蜴とかげ によく似たヤモリ科の 爬虫類はちゆうるい 。夏の夜出てきて小さな昆虫類を食べる。指の裏に吸盤を持つ。壁・天井・雨戸・門灯などに手を広げてぴったりと吸いついている。(角川合本俳句歳時記第四版)




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つなこさんから句が届きました 十一月一日 [俳句]

つなこさんから句が届きました 
11月最初の記事はつなこさんの句から始まります。

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画像はフリー素材です



北風に気持ち裏腹強くこぐ つなこ



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画像はフリー素材です


気持ちは北風にへこたれてしまったつなこさんですが、自転車のペダルは強く漕(こ)ぎ続けたようです。その気持ち何となく理解できます。



さて、粋田化石も北風の句です。

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北風の奴無作法に頬撫で行かぬ 粋田化石


「これからも宜しく。」と北風が馴れ馴れしく近づいてきました。「いいえ、あなたとはお付き合いしたくありません。」と言いたいです。



【 北風 きたかぜ 】  北風(きた) 北吹く  (季冬)
北または北西から吹く、冷たい冬の季節風。大陸の冷たい高気圧から、日本の東海上の低気圧に向けて吹いてくる。(角川合本俳句歳時記第四版)









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