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【 二月尽 にぐわつじん 】 [俳句]

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締め切りと無縁の犬も二月尽 粋田化石



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二月は二十八日しかないことは先刻承知の筈なのに、気が付くと月末です。三月一日迄にやっつけなければいけないことが沢山あります。でも時間に追われるだけで仕事はちっとも捗(はかど)りません。この性分はもうどうしようもありませんね。
そんな中で我が家の犬を見ると、何も悩みが無いかのようにごろごろしています。猫と違って犬はあまり表情が変わらないので気が付きにくいのですが、彼なりに飼い主に気を使ってはいるようです。それは分かるのですが、ちょっと犬が羨ましい二月の終わりです。

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恐るるに足らぬ強風二月尽 粋田化石



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暴風警報が出ている中を帰ってきました。恐れる優先順位を考えると強風はずっと後の方です。


【 二月尽 にぐわつじん 】 二月果つ 二月尽く
新暦二月の終わり。短い月が慌ただしく過ぎゆく感慨と同時に、寒さがゆるみ、春本番に向かうほっとした気分もただよう。(角川合本俳句歳時記第四版)








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早春賦をご存知ですか [エッセー]

早春賦(そうしゅんふ)という歌をご存知でしょうか。

早春賦 (2).jpg
画像はフリー素材です


この時期になるとラジオから流れてきたりするので、その曲はご存知の方が多いと思います。
実は、つなこさんから『早春賦』の歌詞が素晴らしいと連絡が来ました。恥ずかしながら粋田化石は早春賦の歌詞をちゃんと聴いたことがありませんでした。そこで、検索してみるとなんと美しい歌詞なのでしょう。曲も聴きたくなって、倍賞千恵子さんの唄をYouTubeで聴いてしまいました。

早春賦 (6).jpg
画像はフリー素材です



「早春賦」
作詞 吉丸一昌
作曲 中田 章

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷融け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か


早春賦 (5).jpg
画像はフリー素材です


如何でしょうか、美しい歌詞だと思いませんか。
私は、早春になるとラジオからこの曲が聞こえてくる理由がこの歳になってやっとわかりました。
早春賦の歌詞の心象風景をフリー素材から集めてみました。
許されるのでしたら、こういった風景の中で暮らしてみたいですね。

早春賦 (3).jpg
画像はフリー素材です

早春賦 (1).jpg
画像はフリー素材です





春寒し曇りガラスに猫の影 粋田化石


今日の日中は比較的暖かく過ごすことが出来ました。日差しを受けている曇りガラスの向こうに茶トラの猫の姿を見かけました。

【 春寒 はるさむ 】 春寒し  春寒(しゆんかん)  料峭(れうせう)  (季春)
立春後の寒さ。余寒と同じであるが、すでに春になった気分が強い。料峭は春風が冷たく感じられること。春寒・料峭ともに手紙の書き出しにも用いられる。↓余寒 ・ 冴返る(角川合本俳句歳時記第四版)



火星見て息子だんまり余寒かな 粋田化石


昨夜、寒さに震えながら息子と二人で星空を見上げました。

【 余寒 よかん 】 残る寒さ  (季春)
寒明後の寒さ。春寒には春でありながら寒いという印象があるのに対し、余寒には寒が明けてもなお寒さが残っているという気分がある。↓春寒 ・ 冴返る(角川合本俳句歳時記第四版)







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やるじゃん!東京新聞 [俳句]

二月二十二日の朝は新聞を見てびっくり。急性呼吸促拍症候群のために九十八歳で死去された俳人の金子兜太さんの死亡記事が東京新聞朝刊の一面最上段右側(トップ)を飾っていました。
少し種明かしをします。以前東京新聞では『平和の俳句』という読者からの投句を連載していました。その『平和の俳句』の選者の一人が金子兜太さんだったのです。そういった関係で金子兜太さんの死亡記事が一面に掲載されたのだと思います。それでも、スケート女子の金メダルの記事でもなく、大杉連さんの死亡記事でもなく、俳人の死亡記事をトップに持ってくるとは、流石東京新聞です。
金子さんには戦争体験があり捕虜にもなったそうです。そういった悲惨な状況を目の当たりにしてきた金子さんは、平和への思いを常に心に抱いていた方でした。そうして作家のいとうせいこうさんとともに、東京新聞の『平和の俳句』の創設を提唱して、自ら選者を務めたのだそうです。

水脈(みお)の果(はて)炎天の墓碑を置きて去る 金子淘汰


捕虜生活を経て復員の時、島から去る際に戦友の亡骸を置き去りにしてきたことを詠んでいるのだそうです。



長寿の母うんこのように我を産みぬ 金子淘汰


季語の無い無季句ですが、人間臭さがとても微笑ましくて素敵です。



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ニイタカを下れば地球丸く見え 粋田化石


粋田化石が金子兜太さんから刺激をうけて平成二十八年十二月八日に詠んだ平和の句です。『だくだく日記』にも載せました。ニイタカは真珠湾奇襲攻撃の際の暗号『ニイタカヤマノボレ』のニイタカです。


金子淘汰さま、どうか安らかにお眠りください。(合掌)



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三寒四温 [俳句]

千葉県東部地方は寒い一日、今日は確実に冬でした。
春が待ち遠しいですね。猛威を振るうインフルエンザにも早く終息してもらいたいです。

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画像はフリー素材です



三寒に笑顔挟まり四温かな 粋田化石


三寒四温は厳寒の頃に用いる冬の季語です。春が近づいてきている様子を表す季語ではなかったのですね。私も勘違いしていました。
息子に少しだけ良いことがあって、四人家族が笑顔になった時の句です。

【 三寒四温 さんかんしをん 】 三寒 四温  四温日和(しをんびより) (季冬)
厳寒のころの冬の大陸性気候の特徴。三日間厳しい寒さが続いたあとは、四日間やや寒さがゆるむという現象が繰り返される。春へと季節が一進一退という意味ではないので注意が必要。


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春を待つ受験番号七二九 粋田化石


『春待つ』の使い方が違うかもしれません。

【 春待つ はるまつ 】  待春(たいしゆん) (季冬)
近づく春を心待ちにすること。わけても、暗く 鬱陶(うつとう)しい冬を耐えてきた雪国の人々の、春を待つ思いは切実である。







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石蓴(あおさ) [俳句]

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石蓴と書いて“あおさ”と読みます。海の近くにお住いの方ならご存知かもしれません。海岸を緑一色に染めてしまうあの海草です。
私も、俳句の街まつやま『俳句ぽすと365』の兼題で知りました。石蓴は春の季語です。
ちょっと珍しいので載せてみました。

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陸と海向いて二人は石蓴採る 粋田化石


岩の上、背中合わせの二人が石蓴を採っています。


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石蓴採る囃子詞は空の鳶 粋田化石


港が近い海岸には鳶(とび・とんび)が付きものです。一定の律動で採られて行く石蓴。それを見ている鳶が空から囃子詞(はやしことば)を挟む。そんな情景の句です。

【 石蓴 あをさ 】 石蓴採り  (季春)
日本各地の沿岸で普通に見られる緑色の海藻で、アオサ科アオサ属の総称。日本には約一〇種が生育する。広い葉状の体に大小さまざまな穴があいている。生殖は春から夏にかけて行われることが多い。乾燥させ、粉末にしてふりかけに混ぜたりして食する。(角川合本俳句歳時記第四版)



画像は全てフリー素材です

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2月14日、バレンタインの日に頭に浮かんだ川柳と俳句 [川柳]

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スマホからバレンタインのカードをいただきました



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怪獣の名のチョコ並ぶバレンタイン 粋田化石


大怪獣ゴディバ対ショコラ!
私にとってゴディバという名前は怪獣の名前にしか聞こえません。



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義理欠かれバレンタインの午後静か 粋田化石


義理チョコなるものも殆ど頂かなかったので、3月14日が楽です。決して負け惜しみで言っているのではありません。フフフ・・・・・
【 バレンタインの日 ばれんたいんのひ 】 バレンタインデー  (季春)
二月十四日。ローマの司教聖バレンタインが殉教した日。ローマ神話と結びつき、恋人同士が贈物を交わす日になった。日本では女性が男性に愛を告白できる日として、チョコレートを贈ったりするようになった。



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春めける工事避ければまた工事 粋田化石


運転をしていると道路や電線の工事ばかりに遭遇します。この先は確か工事中だと迂回するとそこでも工事をやっていたりします。
【 春めく はるめく 】  (季春)
寒さがゆるみいかにも春らしくなること。気温が上昇し、木々の芽も動き始める。↓仲春



道路掘る白き軍手や風光る 粋田化石


工事は邪魔ですが、工事をしている人は一生懸命に仕事をしているわけです。
『風光る』という素敵な季語を見つけました。
【 風光る かぜひかる 】  (季春)
春になって日差しが強くなると、吹く風もまばゆく感じられる。↓春風






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梅の花咲いた [俳句]

梅の花咲いた

夕方、雨催い(あまもよい)の中で庭の梅を見ました。今年は花の数が少なく少し寂しい春の我が家です。その梅の花はしっとりとしていて妙齢の女性を思わせました。
自動焦点のカメラで梅の花のような小さな被写体をねらう時は、なかなか焦点が合わずに毎回苦労します。その代わりデジカメは接写に向いているらしく、随分近くによっても焦点があうのでその点は助けられます。

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しっとりと娘盛りの梅の花 粋田化石


妙齢の梅です。



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雨催い俯きの梅見上げけり 粋田化石


俯(うつむ)き気味の花を見上げると雨催(あまもよ)い。


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梅咲けど彼奴は彼奴嫌いなり 粋田化石


後ろ向きの句です。折角梅が咲いたのに彼奴(あやつ)のことを思い出してしまいました。


【 梅 うめ 】  好文木(かうぶんぼく) 花の兄  春告草(はるつげぐさ)  野梅やばい  白梅  臥竜梅(ぐわりようばい)  豊後梅(ぶんごうめ)  枝垂梅(しだれうめ) 盆梅 老梅 梅が香 夜の梅 梅林 梅園 梅の里 梅の宿 梅月夜 梅日和 梅二月  (季春)
バラ科の落葉小高木の花。中国原産で、日本へは八世紀ごろには渡ってきていたとみられる。『万葉集』には一一九首もの梅の歌が収められ、花といえば桜よりも梅であった。春先、高い香気を放って 馥郁ふくいく と咲く。水戸市の偕楽園や奈良県月ケ瀬などは梅の名所。↓梅見 ・ 探梅(冬)(角川合本俳句歳時記第四版)

あま‐もよい【雨▽催い】‐もよひ
今にも雨が降りだしそうな空のようす。雨模様。あめもよい。(大辞泉第二版)

あ‐やつ【▽彼▽奴】
[代]三人称の人代名詞。ののしったり、あなどったりするときのやや古めかしい言い方。あいつ。きゃつ。「―にできる訳がない」(大辞泉第二版)






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2月10日 つなこさんから句が届きました [俳句]

2月10日 つなこさんから句が届きました

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画像はフリー素材です



春きざす街で恩師の顔浮かぶ つなこ



北陸の方には申し訳ありませんが、千葉県では比較的過ごしやすい毎日にホットしています。
そんな中、つなこさんが春めいた句を送ってくれました。
恩師の顔が思い浮かぶ春というのは、卒業の時でしょうか、入学の時でしょうか、それとも卒業してから暫くたってからの春のことでしょうか。どんな先生だったのかちょっと聞いてみたいですね。

春 時候
【 春 はる 】 陽春 芳春 三春 九春  (季春)
立春(二月四日ごろ)から立夏(五月六日ごろ)の前日までをいう。新暦ではほぼ二、三、四月にあたるが、旧暦では一、二、三月。三春は初春・仲春・晩春、九春は春九旬(九十日間)のこと。陽春・芳春は春をさす漢語。(角川合本俳句歳時記第四版)



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春めきて犬より三歩先を行く 粋田化石



寒さが緩んでくると少しだけ行動的になって、歩く速度も速くなります。

【 春めく はるめく 】  (季春)
寒さがゆるみいかにも春らしくなること。気温が上昇し、木々の芽も動き始める。↓仲春(角川合本俳句歳時記第四版)






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兼題 薇(ぜんまい) [俳句]

俳句の街まつやま『俳句ポスト365』の話題です。今日二月七日締め切りの兼題は『薇(ぜんまい)』です。
薇は開く前には『のの字』や『握りこぶし』に見えますので、粋田化石もそのような句を投稿しました。

下の三句は投稿しなかった句です。

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画像はフリー素材です



薇にぱー出すわれぞ心無し 粋田化石



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画像はフリー素材です



親指を立てて薇グッドジョブ 粋田化石



薇や俯きのの字書くばかり 粋田化石




【 薇 ぜんまい 】  狗脊(ぜんまい)  紫萁(ぜんまい) おに蕨 いぬ蕨  (季春)
ゼンマイ科の夏緑性の歯朶。胞子葉と栄養葉とがあり、栄養葉の若芽は蝸牛状に巻いていて、綿毛に覆われている。早春、まだ展開しない栄養葉の若芽を摘んで乾燥させたものが食用にされる。(角川合本俳句歳時記第四版)

のの字(じ)を書(か)く
指先で、ひらがなの「の」を書くようなしぐさをする。若い女性が恥ずかしがったり、すねたりするときのしぐさをいう。→のの字 (大辞泉第二版)






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柊(ひいらぎ)植える [日記]

節分の日に関心を抱いた『柊』を早速求めました。よく見ると日本の柊とはちょっと違うみたいですが、柊ですので細かいことは大目に見ていただきましょう。
これまでの人生で、風水とか占いとか陰陽道を信じてきたわけではないのですが、柊は邪気を祓うということなので鬼門である北東に植えることにしました。こんなことをするなんて、私も爺さんになった証拠かもしれません。
さて、植える場所が北東ですし、しかもその方向には隣家があって日当たりが悪い場所ばかり。何とか西日が当たる場所に植え付けました。
植物のことは詳しくないので、植えた後に本当にこんな寒い時期に植えて大丈夫なのだろうかと少々不安です。
まだまだ身の丈50㎝ほどの柊ですが、早く大きくなって我が家を守っていただきましょう。

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北東に柊植うる古きわれ 粋田化石


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鬼門から柊家を見つめけり 粋田化石




おんよう‐どう【▽陰陽道】オンヤウダウ
中国伝来の陰陽五行説に基づき、天文・暦数・卜筮(ぼくぜい)などの知識を用いて吉凶・禍福を占う方術。朝廷は早くからこれを採用、陰陽寮を設け、平安時代には全盛を極めた。おんみょうどう。(大辞泉第二版)

き‐もん【鬼門】
[1] 陰陽道(おんようどう)で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)(北東)の方角。また、その方角にあたる場所。
[2] 行くと悪いことに出あう場所。また、苦手な人物や事柄。「あそこの家はどうも―だ」「数学は―だ」(大辞泉第二版)

ひいらぎ【×柊/×疼木】ひひらぎ
[1] モクセイ科の常緑小高木。山地に自生。葉は卵形で厚く、縁にとげ状のぎざぎざをもち、対生する。雌雄異株。10、11月ごろ、香りのある白色の小花を密生し、楕円形で黒紫色の実を結ぶ。生け垣や庭木とされ、材は器具・楽器・彫刻などに用いられる。節分には悪鬼払いとして、枝葉にイワシの頭をつけて門口に挿す。ひらぎ。《季 冬》「―の花にかぶせて茶巾(ちゃきん)干す/みどり女」
[2] スズキ目ヒイラギ科の海水魚。全長約15センチ。体色は青みを帯びた銀白色。体は卵形で体高が高く、側扁が著しい。ひれに小さなとげをもつ。口は小さいが長く伸ばすことができ、食道を取り巻いて発光細菌が共生していて発光する。本州中部以南に産し、食用。《季 秋》(大辞泉第二版)






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