So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

枯木 [俳句]

千葉県東部地方は寒い朝でした。それでも昼頃には気温が上がり過ごしやすくなりました。その昼間に粋田化石は例によって仕事を怠けていました。桜の枯木(この場合枯木と言っても本当に枯れているのではなく、来るベき春に備えて休眠している木のことをいいます)を眺めていると、補助輪付きの小さな自転車に乗った少女が通り過ぎていきました。頬を赤くして一生懸命に自転車を漕いでいるその少女の姿が微笑ましく思えた午後でした。

枯木道 (1).JPG



補助輪に赤き頬っぺた枯木道 粋田化石



補助輪.png
画像はフリー素材です



枯木道 (3).JPG


本当に枯れていないだぞと訴える桜の枝には、ちゃんと春に開く予定の芽が付いています。

【 枯木(かれき)】  裸木(はだかぎ) 枯枝  枯木立(かれこだち) 枯木道 枯木山 枯木星 (季冬)
冬になって葉を落とし尽くした木。あたかも枯れたかのように見えるが、枯死した木ではない。枝々があらわになった姿を「裸木」ともいう。(角川合本俳句歳時記第四版)






nice!(17)  コメント(0) 

神無月 [俳句]

日中と朝晩の寒暖の差が激しいので、この時期に詠むの句は「昼は秋」、「夜は冬」といった感じです。
鶫.jpg
画像はフリー素材です



鶫来ぬ大欠伸して窓の内 粋田化石



初鶫です。
去年の十一月二十四日は東京で初雪が降ったのだそうですが、今年の十一月二十四日の日中は比較的穏やかな気候でした。その鶫を私は暖かい自動車の中から眺めていました。

【 鶫 つぐみ 】 (季秋)
鵙より少し大きいヒタキ科の鳥。十月の終わりごろ、大挙して大陸から渡ってきて、主に山地の森林に棲息。冬は田園に現れる。キイ、キイー、またはクワッ、クワッと鳴く。肉が美味なため、古来捕食されたが、現在は捕獲が禁じられている。(角川合本俳句歳時記第四版)



オリオン座.jpg
画像はフリー素材です



オリオン座首を竦めて神無月 粋田化石



今日十一月二十四日は旧暦に換算すると十月七日仏滅です。
神無月ですね。神様たちは出雲へ行ってしまいました。
今夜久しぶりに夜空を眺めていたら、東の空の低い位置にオリオン座を見つけました。鶫は秋の季語ですがオリオン座は冬の星座です。寒かったので星座の観察は三十秒で終了しました。

【 神無月 かんなづき 】 かみなづき  神去月(かみさりづき)  神在月(かみありづき)  時雨月(しぐれづき) 初霜月 (季冬)
旧暦十月の異称。この月、 八百万やおよろず の神々が 出雲いずも 大社に集まり出雲以外では神がいなくなることからこの名がある。あるいは雷のない月だからとも。出雲では「神在月」という。↓十月(秋)(角川合本俳句歳時記第四版)







nice!(12)  コメント(0) 

蜜柑の實 [俳句]

最近は千葉県でも温州蜜柑が立派に生ります。

蜜柑の實 (2).JPG



水金に土天海冥蜜柑かな 粋田化石



青空の下蜜柑の木を見上げると、その実の配列が星に見えてきます。



蜜柑の實 (3).JPG



蜜柑生り鳥も集うや温暖化 粋田化石



鵯(ひよどり)が大騒ぎしていたので近づいてみると、蜜柑の実が黄色く色づいていました。この蜜柑は八百屋で売られている蜜柑と比べると甘味はありませんが、それでもちゃんとした温州蜜柑の実が生るのは温暖化のせいでしょうか。



蜜柑の實 (1).JPG



鳥退いて御下がり一つ蜜柑かな 粋田化石



私が蜜柑の木に近づくと当然鳥たちは逃げて行きます。その後にゆっくりと鳥たちの御下がりの実を一つ頂戴しました。


【 蜜柑 みかん 】 蜜柑山 (季冬)
ミカン科の常緑低木の実。代表的なものは鹿児島県原産の 温州蜜柑うんしゆうみかん で、暖地に広く栽培される。炬燵の団欒風景を思わせる日本の代表的な果物のひとつ。(角川合本俳句歳時記第四版)






nice!(23)  コメント(2) 

秋の晝(ひる) [俳句]

体が少しお疲れモードでしたので仕事の途中で自動車を止めて怠けてみました。
11月12日は少し寒く感じる陽気でしたが自動車の中は快適。ウトウトしていると僅かに開いている窓の隙間から豚の鳴き声と養豚の香りが入ってきました。遠くの物音も遠くの香りも身近に感じた秋の昼でした。

DSCN1614.JPG



怠け者決め込みましょか秋の昼 粋田化石



DSCN1383.JPG



うとうとと成せば豚の香秋の昼 粋田化石




【 秋の昼 あきのひる 】 (季秋)
晴れわたった秋の昼は、遠くの物音もよく聞こえ、空間の広がりを感じさせる。(角川合本俳句歳時記第四版)






nice!(16)  コメント(0) 

俳句の街 まつやま『俳句ポスト365』 [俳句]

俳句の街 まつやま『俳句ポスト365

最近はあまり話題にしていませんでした『俳句ポスト365』。
毎回ではありませんがコツコツと投稿は続けていました。

今発表になっている季語は『舞茸』で、秋の季語です。
さて、粋田化石の句は

舞茸鍋.JPG


舞茸の笠二つ三つ鍋の底 粋田化石



鍋を食べて腹いっぱい。満足顔で鍋の中を覗くと、食べてもらえなかった舞茸の笠が二つ三つ沈んでいます。それが勿体無いというよりは何だか哀れを感じた時の情景を詠みました。


俳句に興味がおありの方は是非『俳句ポスト365』を覗いてみてください。そうして投稿してみてください。選者はTVでも有名なあの“夏井いつき”さんです。
私はそこでも粋田化石を俳号にしています。


まい‐たけ【舞×茸】まひ‐
サルノコシカケ科のキノコ。秋にクリ・ナラなどの大木の根元に生える。茎はよく分岐し、多数の傘が重なり合って大きな塊状となり、表面は灰白色または暗褐色で裏面は白い。美味。《季 秋》(大辞泉第二版)


nice!(17)  コメント(2) 

清々しさが似合わぬ男(たち) [川柳]

本日の昼過ぎにつなこさんから川柳が届きました

日本晴れ.JPG



自国だけ愛する人に日本晴れ つなこ



受け取った時に一体全体誰の事だろうと考えてしまいました。暫く考えて、エアフォースワンで来日したあの人の事だと気づきました。
私が気付くと次々に川柳が届きます。


最高と呟かせたい日本晴れ つなこ

ビューティフル呟かせたい日本晴れ つなこ

八百万の心は広く日本晴れ つなこ

心掛け関係ないんだ日本晴れ つなこ


気取らずに普通の言葉で詠んでいるところが面白いです。

大辞泉第二版を見ると、『日本晴れ』とは
にほん‐ばれ【日本晴(れ)】
[1] 一点の雲もなく晴れわたった空。にっぽんばれ。
[2] 心が晴れ晴れとしていること。心にわだかまりなどがまったくないこと。「すがすがしい―の気持ち」
だそうです。

およそ清々しくないあの方と日本晴れを組み合わせるのがつなこさんの感覚ですね。


因みに、『トランプ』を大辞泉第二版で調べたら
トランプ【trump】
《切り札の意》カード式の室内遊戯具の一。スペード・ハート・クラブ・ダイヤの4種のマークの札が各13枚と、ジョーカー1枚、計53枚を一組とする。西洋カルタ。また、それを使用するゲーム。
[類語] カード・カルタ・百人一首
だそうです。
トランプは切り札の事だったのですね

切り札 (4).jpg


粋田化石化石は狂歌を詠んでみました。

切り札 (1).jpg



心臓に善しと思へる切り札の 舞い降りたるもババばかりなり  粋田化石

切り札 (3).jpg






nice!(16)  コメント(2) 

清々しい一日 [俳句]

秋気.JPG



秋気満つ暴走族の大人しげ 粋田化石



秋らしい天気の良い休日ですが仕事をしました。自動車を運転していてオートバイの暴走族様たちとすれ違いました。一・二・三・・・数えてみたらオートバイは17台。しかし、彼らは一団とはならずに一般車に分断されて三集団に分かれて走っていました。黄色の中央線を無視して追い越しをすれば簡単に一団となれそうでしたが、一体全体どうしたのでしょうか。秋の清々しさに感激した暴走族の頭が「いいか~お前ら、今日は交通ルールを守ってはしるゼ!」とかなんとか言ったのかもしれません。


【 秋気 しうき 】 (季秋)
秋の気配。秋らしい清々しさをいう。(角川合本俳句歳時記第四版)



眼鏡.JPG


留守番に眼鏡探せば夜寒かな 粋田化石



うすら寒い家の中で、一人眼鏡を探していた時の様子です。
夜はさすがに寒くなってきました。やはり11月ですね。

【 夜寒 よさむ 】 (季秋)
朝寒に対して、夜に感じる寒さのことである。日暮とともに、ひたひたと寒さが忍びよってくる。(角川合本俳句歳時記第四版)






nice!(18)  コメント(6) 

11月 [俳句]

秋らしい天気をあまり見ないうちに11月になってしまいました。千葉県東部地方の本日は午前中曇り空、午後からは太陽が出てきました。
その午前中に自動車を止めてバックミラーに自分の顔を映してみると、何だか情けない疲れた顔の男が映っています。「俺も随分と老けたなー。」としみじみ思った日でした。
オートバイで1,000㎞走れるくらいだから、肉体はまだまだ若いつもりでいたのですが。

バックミラー.jpg
画像はフリー素材です



秋曇バックミラーに映る老い 粋田化石



明日、年金の説明会に参加してきます。


【 秋曇 あきぐもり 】  秋陰(しういん) (季秋)
秋の曇りがちの天候をいう。曇った日が二、三日続くと、気分も暗く沈みがちになる。↓春陰(春)(角川合本俳句歳時記第四版)







nice!(18)  コメント(2)