So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

雨蛙 あまがえる [俳句]

千葉県東部地方は朝から激しい雨でした。
そこで思い浮かんだのが『雨蛙 あまがえる』です。
緑色で体も小さく、なじみの深い蛙ですね。

アマガエル (1).JPG



金の眼の先に傘行く雨蛙 粋田化石



アマガエル (2).JPG


雨蛙の眼は金色をしています。
その金色の眼の先を見ると、傘をさして行く人の姿があるという句です。


【 雨蛙 あまがへる 】  枝蛙(えだかはづ)  青蛙(あをがへる)  夏蛙(なつがへる)
アマガエル科の一種で、体長四センチぐらい。木の葉や草の上に 棲(す) み、夕立の前などにキャクキャクキャクと鳴く。目の後ろに黒線がある。体の色は葉の上では緑色であるが、木の幹や地上に移るとたちまち茶色に変わる。保護色の好例である。枝の上にとまることができるので枝蛙ともいう。↓蛙(春)(角川合本俳句歳時記第四版)



nice!(7)  コメント(0) 

さくらんぼ [俳句]

我が家のさくらんぼの木に一つだけ赤い実が残っていました。元々生っている数が少なかったので期待はしていなかったのですが、一つだけ収穫できました。地面に近い位置に生っていたので鳥も気づかなかったのだと思われます。

サクランボ (2).JPG



目溢しの赤き実一つサクランボ 粋田化石



サクランボ (1).JPG


たった一つ残っていた赤い実は、鳥が一つだけお目溢(こぼ)ししてくれたと思いたいです。


【さくらんぼ】  桜桃(あうたう)の実(み) 桜桃  (季夏)
バラ科の落葉高木、西洋実桜の実をさすのが一般的。直径一・二~二・五センチの球形で、色は淡紅・赤黄・真紅。 艶つや があり美しい。美味で初夏の果物として喜ばれる。栽培には冷涼な気候に適する。最近はアメリカ産のダークチェリーも輸入が自由化され出回るようになった。↓桜の実 (角川合本俳句歳時記第四版)






nice!(13)  コメント(0) 

平成 [俳句]


平成最後の日に千葉県東部地方は終日雨でした。これはもう遣(や)らずの雨ですね。遣らずの雨というのは、帰ろうとする人を引き留めるかのように降る雨のことです。

平成終わる (1).JPG



平成に遣らずの雨や草の餅 粋田化石



平成終わる (2).jpg
画像はフリー素材です


その雨の日に草餅を頂きました。陳腐な表現ですが平成最後の草餅です。その草餅の中には平成の三十年分の思い出が詰まっています。


【 草餅 くさもち 】 草の餅  蓬餅(よもぎもち) (季春)
茹でた蓬の葉(餅草)を搗き込んだ餅。餡を包んだものが多い。かつては 御形おぎよう ( 母子草ははこぐさ )も用いられた。(角川合本俳句歳時記第四版)

nice!(11)  コメント(0) 

朝寝 [俳句]

『朝寝』という季語があります。
丁度今頃の季語で、春の朝の眠たさを表現しています。
しかし、若いころはどうしてあんなに眠たかったのでしょうね。粋田化石は年齢的に眠たくて困るような朝は少なくなりました。

朝寝 (1).jpg
画像はフリー素材です



まどろみや朝寝取り持つ現へと 粋田化石


朝寝から覚めて現(うつつ)に戻るまでの微睡(まどろみ)の時間は何とも言えず気持ち良いです。その微睡の間にあれこれと妄想するのがまた楽しいです。


朝寝 (2).jpg
画像はフリー素材です



即席のラーメン待たせ朝寝かな 粋田化石


朝から家族が誰もいない日、たまには食べたいと思うカップラーメンを待たせて朝寝をしているという句です。朝昼兼用のカップラーメンですね。


【 朝寝 あさね 】  (季春)
春の朝は心地よさからつい寝過ごしてしまう。ゆっくりできたことの充足感がある。(角川合本俳句歳時記第四版)

美しき眉をひそめて朝寝かな 高浜虚子

毎日の朝寝とがむる人もなし 松本たかし

長崎は汽笛の多き朝寝かな 車谷弘

朝寝して夢のごときをもてあそぶ 山田みづえ

朝寝してとり戻したる力あり 稲畑汀子

朝寝して授かりし知恵ありにけり 片山由美子

nice!(10)  コメント(0) 

春の月 [俳句]

DSC_0036.JPG


満月でした。
満月は三十日に一回なので、今夜は平成最後の満月です。
しかし空の神様は意地が悪いようで、空は厚い雲に覆われていてなかなか月を見せてくれません。
スマホを持って待っていたら数分間だけぼんやりとした月を見ることができました。

DSC_0054.JPG



平成や終いも丸き春の月 粋田化石



月は秋の季語ですので、今夜の月は春の月です。平成は間もなくお終いです。平成の最後でもやっぱり真ん丸な春の月です。

DSC_0060.JPG



fullmoon.JPG
晴れていればこのような月が見えたはずです


【 春の月 はるのつき 】  春月(しゆんげつ) 春月夜 春満月 春三日月
古来、秋の月はさやけさを愛で、春の月は朧なるを愛でるというように、滴るばかりの艶なる風情を楽しむ。↓朧月 ・ 月(秋)

nice!(12)  コメント(0) 

初燕 [俳句]

信号待ちの時に上を見上げたら電線に燕が二羽止まっていました。
例年より早いのか遅いのか、この春初めて燕に会いました。

つばくろ.jpg



赤信号守るつばくろ電線に 粋田化石



私は赤信号の交差点でその光景を見上げていたのですが、電線に並んで止まる燕が信号待ちをしているように見えました。

つばくろ.png



【 燕 つばめ 】  乙鳥(つばめ)  玄鳥(つばめ) つばくら つばくろ つばくらめ  飛燕(ひえん) 燕来る 初燕 朝燕 夕燕 里燕  (季春)
スズメ目ツバメ科の総称。夏鳥として春に飛来し、人家の軒先などに営巣。ツバメ科の燕は種子島以北の全国で繁殖する。その他に岩燕・腰赤燕が九州以北で見られる。また北海道では 小洞燕(しようどうつばめ)が、奄美大島以南では 琉球燕(りゆうきゆうつばめ)がそれぞれ飛来する。空中をひるがえり、地上すれすれに飛ぶ姿は鮮やかである。↓夏燕(夏)(角川合本俳句歳時記第四版)

画像はフリー素材です

nice!(11)  コメント(0) 

花疲れ [俳句]

桜 (3).JPG


先日、東京に花見に行って桜を見ながら少し歩いてきました。
普段の運動不足がたたり、また人込みに少々疲れました。

桜 (4).JPG



東京の波にのまれて花疲れ 粋田化石



桜 (5).JPG


桜 (1).JPG


『花疲れ』という季語があります。もちろん春の季語です。
花見でくたびれるのは私だけではないようです。
桜の木を見上げると雀がくつろいでいます。

桜 (2).JPG


しかし、人間用の止まり木(ベンチ)は誰も利用していません。皆さんお疲れではないのでしょうか。老頭児(ろうとる)の私だけですか。

【 花疲れ はなづかれ 】  (季春)
人出や陽気のせいか、花見は疲れやすい。美しいものを見た余韻とともに疲労が押し寄せてくる。疲れに浸ることも花時の趣の一つである。(角川合本俳句歳時記第四版)


nice!(17)  コメント(2) 

ショーケン [川柳]

あなたはかっこ好かったです

白浜道の駅にて (4).JPG



ショーケン
萩原健一さんのご冥福をお祈りいたします


傷だらけ不良天使も羽根降ろす 粋田化石






nice!(13)  コメント(0) 

庭の花 [俳句]

春らしい天気でしたので、庭で咲いている花の写真を撮りました。

DSC_0618.JPG



チューリップ中覗きしは内緒事 粋田化石


見てはいけない場所を覗いたような感覚です。
花弁が散った後に残っている蕊(しべ)は開放的な心象ですが、花の中を覗くかたちで蕊を見ると何やら肉感的な感じがします。
どうかこのことは内緒にしておいてください。


DSC_0688.JPG



チューリップ赤いシャッポの小人住む 粋田化石


もう一つ、チューリップの花の内側を覗くと赤い帽子の小人が六人見えます。
真ん中にいるお姫様を囲んで踊っているようです。



DSC_0637.JPG



白き影思い思いに雪柳 粋田化石


春の光を思い思いの方向に反射して光っている満開の雪柳を見ていると、何だかまぶしく見えますね。

DSC_0684.JPG



【チューリップ】  鬱金香(うこんかう)  (季春)
小アジア原産のユリ科の球根植物の花。ヨーロッパで古くから品種改良が行われ、赤・白・黄色・桃・黒紫など花色がきわめて豊富。春、直立する花茎の上に一個の釣鐘形またはコップ形の花を開く。日本では新潟・富山県で栽培が盛ん。(角川合本俳句歳時記第四版)

【 雪柳 ゆきやなぎ 】 小米花 小米桜   (季春)
渓谷の岩上などに自生するバラ科の落葉低木の花で、中国原産ともいわれる。三~四月ごろ、小さな白い五弁花を小枝の節ごとにつけ、雪が積もったように見える。その美しさから観賞用に植えられる。(角川合本俳句歳時記第四版)





nice!(15)  コメント(0) 

木瓜(ぼけ)の花 [俳句]

知人から木瓜(ぼけ)の花の写真が届きました。

1552954187013.jpeg


その写真を見て一句。


カサノバの血の色深き木瓜の花  粋田化石


木瓜(ぼけ)の花の燃えるように赤い花があだっぽく見え、カサノバを連想しました。カサノバは18世紀ベネチュアの文人で、その生涯に1000人の女性と関係したといわれています。


【 木瓜の花 ぼけのはな 】 花木瓜 緋木瓜 白木瓜  更紗さらさ 木瓜(ぼけ) (季春)
中国原産のバラ科の落葉低木である木瓜は、四月ごろ葉に先立って花を開く。実が薬用になるので、日本には江戸中期に渡来した。「緋木瓜」は深紅のもの、「更紗木瓜」は一木に紅色の濃淡の花がつくものをいう。↓寒木瓜(冬)(角川合本俳句歳時記第四版)

カサノバ【Giovanni Giacomo Casanova】
[1725~1798]イタリアの文人。ヨーロッパ各地の貴族の間で漁色・冒険の生涯を送った。フランス語の「回想録」は風俗・文化資料として貴重。カザノバ。(大辞泉第二版)






nice!(11)  コメント(0) 
前の10件 | -