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秋の気配 [俳句]

先日、稲刈りが終わった田圃の脇で野良犬がウ○チをしていました。私がそばを通ると犬は振り返って私を見たのですが、その顔はとても恥ずかしそうに見えました。

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野糞する犬も恥ずかし刈田道 粋田化石



【 刈田 かりた 】 刈田道 (季秋)
稲を刈り取ったあとの田である。にわかに広々として、一面、刈株が並ぶ。



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鵙(もず)の声を聞きました。
校庭の隅にあるバックネットの上で「キッキッキー」と囀っていました。
秋ですね。

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陰長しバックネットに鵙の居り 粋田化石



【 鵙 もず 】  百舌鳥もず  鵙の声  鵙もず の 贄にへ   鵙日和もずびより  (季秋)
モズ科の鳥で、山野・平野、都会付近にも繁殖し、秋、高い木の頂や電柱に止まって、尾を上下に振りながらキーッ、キーッと鋭い声で鳴く。これは縄張りの確保のためといわれる。大きさは雀の二倍ぐらい。猛禽類で、昆虫や蛙、蛇や鼠なども捕らえる。獲物をとがった木の枝や有刺鉄線などに刺して蓄えたものを「鵙の贄」「 速贄はやにえ 」という。↓冬の鵙(冬)

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残暑 [俳句]

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f分の一の葉陰に青蛙 粋田化石



先週の木曜日・金曜日の日中は酷暑でした。日陰に避難していたら細長い葉っぱに雨蛙がしがみついているのが目に留まりました。ほんの僅かですが風に揺らぐ葉っぱと、それにしがみついている雨蛙。何だか微笑ましくて写真に収めました。



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日産の陰と溶け合う猫の避暑 粋田化石



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日産のエクストレイルの下で猫が涼んでいました。私は自動車の下に潜り込んだことがないので実際のところは不明ですが、猫の行動から察すると、夏は自動車の下が涼しいのかもしれません。
写真の白猫は、時々このブログに登場する白猫(♂)の娘です。不幸にも顔立ちは父親に似てしまいました。


【 避暑 ひしよ 】 避暑地 避暑の宿 (季夏)
炎暑にあえぐ都会を避けて、海岸や冷涼な高原に滞在すること。三、四日の短い滞在から別荘で一夏を過ごすものまでさまざま。この時期、軽井沢など各地の別荘地は大いに 賑にぎわ う。






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つなこさんから俳句が届きました [俳句]

つなこさんから俳句が届いていましたが、投稿が遅れてしまいました

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孫の如猫連れ来た子盆休み つなこ



つなこさんの娘さんの盆休みを利用した里帰りの様子ですね。猫を連れて帰ってこられたようです。娘さんが猫を可愛がる様子を見ていたつなこさんには、その猫が自分の孫のように見えたのでしょうね。
盆は秋の季語です。

【 盂蘭盆会 うらぼんゑ 】 盂蘭盆 盆  新盆(にひぼん)   魂祭(たままつり)   精霊(しやうりやう) 祭(まつり)   魂棚(たまだな)   霊棚(たまだな)  棚経 盆僧  盆供(ぼんく)  瓜の牛 瓜の馬 茄子の牛 茄子の馬 旧盆 (季秋)
七月十三~十六日に行われる仏事。灯籠を吊り、精霊棚をしつらえ 真菰まこも を敷き、野菜などを供え、祖先の霊を弔うために 僧侶そうりよ を招いて経をあげてもらう。昔は旧暦で行われたが、東京では主として新暦で行うことが多い。旧暦で行う所、月遅れの新暦八月十三日から行う所などもあり、一定していない。(角川合本俳句歳時記第四版)

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晴れたのにシャワーのような蝉の声 つなこ



雨が上がり晴れ間が見えた時に、蝉しぐれがシャワーのように聞こえたのでしょうか。“シャワーのような”という表現がなんだか微笑ましく感じます。
蝉は夏の季語ですが、法師蝉(ツクツクボウシ)は秋の季語です。



「実るほど頭の下がる稲穂かな」
この言葉は、今季限りで引退を表明している千葉ロッテマリーンズの井口 資仁(いぐちただひと)内野手の座右の銘だそうです。プロ野球選手らしからぬ言葉ですね。井口選手の人柄が偲ばれます。

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さて、粋田化石の生息地では田圃に目をやると中稲(なかて)の稲が収穫間近になってきました。なるほど、実って頭が下がっています。しかも皆同じ方向を向いていますので、調べてみると中稲の稲穂たちは皆西の方角を向いていました。東から強い風が吹く場所なのかもしれません。

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雨上がりずしりとなびく中稲の穂 粋田化石


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実(みの)るほど頭(あたま)の下がる稲穂かな
稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がってくる。学徳が深まると、かえって他人に対し謙虚になることのたとえ。(大辞泉第二版)


【 中稲 なかて 】 (季秋)
収穫の遅早による分類で、中間期に実る稲。稲の大部分はこれに該当する。(角川合本俳句歳時記第四版)
山の温泉へ中稲の畦を通りゆく 上川井梨葉
魚沼や中稲の穂波うち揃ひ 若井新一(角川合本俳句歳時記第四版)







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つなこさんから俳句が届きました [俳句]

つなこさんから句が届きました

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夜は更けて蝉は短く鳴き交わし つなこ



つなこさんは何蝉の鳴き声を聞いたのでしょうか。鳴き交わすというのですから夜更けに鳴いていた蝉は一匹だけではないのでしょう。確かに夜中に蝉の声を聞くことがありますね。それは、物音に驚いて飛び出す蝉だったり、おかしな時間に鳴く蜩(ひぐらし)だったりします。夏の夜を感じさせてくれる句です。

【 蟬 せみ 】 油蟬 みんみん 熊蟬 にいにい蟬  啞蟬おしぜみ  初蟬 朝蟬 夕蟬 夜蟬  蟬時雨せみしぐれ(季夏)
セミ科の昆虫の総称。初夏になると初蟬を聞く。梅雨が明ければ、一斉にいろいろな蟬の声が聞こえてくる。ジイ、ジイと鳴く油蟬、ミーン、ミーンと鳴くミンミン蟬、シャー、シャーと鳴く熊蟬、ニイ、ニイと鳴くニイニイ蟬。蟬の降るような声を「蟬時雨」という。日中の声は暑苦しいが、朝夕聞く声は涼しい。啞蟬は鳴かない雌蟬のことである。↓蜩(秋) ・ 法師蟬(秋)




核無くも明けぬ日本の夏の夜 粋田化石


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夏の夜は遠く神代の昔より核の無きとて明かぬことなし 粋田化石


広島と長崎に原子爆弾を投下された日本。その後、東日本大震災では原子力発電が決して安全ではないことが白日の下にさらされ、核処理施設では事故が相次いで起こっています。
日本の進んでいる道は正しいのでしょうか。平和祈念式典での首相の祈りは本物なのでしょうか。

【 夏の夜 なつのよ 】 夏の宵 (季夏)
暑さが去って過ごしやすくなるのが夜。夏の夜は古くから歌にも詠まれてきた。清少納言の『枕草子』には「夏は、夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし」とある。↓短夜(角川合本俳句歳時記第四版)






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つなこさんから俳句が届きました七月二十六日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

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猫飼いし娘のもとへ夏の旅 つなこ



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親元を離れ遠くで仕事をしているつなこさんの娘さんは猫を飼っているようですね。
「娘の元へ」だと絵は浮かんできませんが、「猫飼いし・・・」だとちゃんと絵が浮かんできます。娘さんは一人暮らしが淋しいので猫を飼っているのでしょうか。その娘さんを遠くで想うつなこさん。そんな情景が私の頭の中に浮かびました。素敵な句です。




さて、粋田化石の句です。
早稲(わせ)の品種でしょうか、中稲(なかて)の品種でしょうか。よくわかりませんが稲の穂が少し垂れてきました。丁度このころの稲穂は、少し鼻を刺激する艶めかしい匂いを発散しています。例えるなら、炊き上がった直後の炊飯器の蓋を開けた時の香りです。
車を止めて、畦道(あぜみち)で稲穂の香りを嗅いできました。

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稲の穂やとっくに飯の香を放ち 粋田化石


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【 稲 いね 】 初穂 稲穂  陸稲をかぼ  稲穂波 稲の香 稲の秋 (季秋)
熱帯アジア原産のイネ科の一年草。季語では実った穂が垂れ黄金色に輝く秋の稲をいう。日本での稲作は縄文時代の終わりに始まったといわれ、長い時間の経過のなかで日本人の精神文化の形成にも大きな影響を与えてきた。(角川合本俳句歳時記第四版)






夏の句 [俳句]

昨日、雨蛙を見かけたのでスマホのカメラで写真に収めていました。暫くするとスマホが鳴動して、ドコモのiコンシェルが「16時までの間に、千葉県周辺地域では、雨が降り出しそうです。」と知らせてきました。私が傍に居るせいでしょうか、雨蛙は鳴いていません。雨が降り出しそうなのを知らせるのは昔から雨蛙の仕事だったはずなのに。

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雨蛙スマホに仕事盗られけり 粋田化石



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偶然に起きた漫画のような出来事に思わずほくそ笑んでしまいました。

【 雨蛙 あまがへる 】  枝蛙えだかはづ   青蛙あをがへる   夏蛙なつがへる (季夏)
アマガエル科の一種で、体長四センチぐらい。木の葉や草の上に 棲す み、夕立の前などにキャクキャクキャクと鳴く。目の後ろに黒線がある。体の色は葉の上では緑色であるが、木の幹や地上に移るとたちまち茶色に変わる。保護色の好例である。枝の上にとまることができるので枝蛙ともいう。↓蛙(春)(角川合本俳句歳時記第四版)



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数日前に撮影した夏の雲の写真です。
夏の雲を見ると私が子供の頃のおやじの姿を思い出します。それは、どこか威厳があってちょっぴり怖かったおやじの姿です。雷親父というくらいですから、夏の雲とおやじは満更かけ離れた存在ではないのかもしれません。

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夏雲の大分親父の風である 粋田化石



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【 夏の雲 なつのくも 】 夏雲 (季夏)
積雲や積乱雲が代表的な夏の雲。青空に湧き上がる白い大きな雲は生命感に 溢あふ れる。(角川合本俳句歳時記第四版)





つなこさんから俳句が届きました七月十九日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

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汗かいて痩せたと思うは幻 つなこ



汗を大量に流すと確かに体重は減っています。でも、それは水分補給で元に戻ってしまいます。体重が減ったのだから痩せたと思いたいのですけどね。

【 汗 あせ 】 汗ばむ 玉の汗 (季夏)
夏はじっと動かずにいても汗がにじむ。運動や労働のあとの玉のようにしたたる大粒の汗を玉の汗という。(角川合本俳句歳時記第四版)




粋田化石は今日山百合を見かけました。

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山百合や見覚えありき顔に会い 粋田化石



とある場所で、以前どこかで会ったことがある男性を見かけました。暫くして思い出しました。何年か前に仕事上のことでトラブルになり喧嘩腰で私にまくし立てたことのある人でした。今日はとても穏やかで優しそうなお顔をなさっておられました。

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山百合や此処で暮らせる我が果報 粋田化石



山百合の姿を愛でてその香りを堪能できるというのは、田舎で暮らしている人にだけ与えられた権利でしょうか。とても幸せなことだと思います。

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山百合や朝にそぐわぬ濃き香り 粋田化石



山百合の花に近づくと何とも言えぬ香しさが漂ってきます。私にはその山百合の香りが何とも艶めかしく感じてしまいます。


【 百合 ゆり 】  鉄砲(てつぱう)百合 鬼百合 姫百合  鹿(かの)子(こ)百合(ゆり)  山百合 笹百合 白百合 カサブランカ (季夏)
ユリ科の多年草の花できわめて種類が多く匂いの強いものが多い。鑑賞用に植えられるもののほか、切花としては鉄砲百合、カサブランカなどに人気がある。いずれも匂いが強い。(角川合本俳句歳時記第四版)






つなこさんから俳句が届きました七月九日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

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暑いなあ夏だからねとすましたい つなこ



「暑い、暑い」といくら口に出してみても決して涼しくはなりません。それでもつい「暑い」と言ってしまいますね。逆に口に出しても仕方がないので黙っているときに、隣で「暑い、暑い」と言われたらちょっとイラっとしてしまいますね。
ムキにならずに「夏だから仕方ない」とさらっと言ってお終いにできたらどんない良いでしょう。


粋田化石の句です
茶色の毛並みの生き物が自動車の前を横切ったかと思ったら、道路わきの畦(あぜ)の草を実にしなやかな動作でいくつも飛び越していきました。尻尾が長いのと動きのしなやかさから鼬(いたち)かと思いましたが、鼬にしては大きすぎます。猫にしても同様です。
自動車を止めて見つめていると畦の先には同じ生き物がもう一匹いました。二匹は合流すると動きを止めて振り返りました。二匹とも鼻先がとても尖っています。尖った鼻先と長い尻尾。そうです、私が出会った生き物は狐(きつね)でした。田舎暮らしをしていても夜行性である狐に出会うというのは非常に稀なので、なんだか嬉しい七夕の日でした。二匹とも狐にしては小さ目に見えましたのでこの春生まれた兄弟狐かもしれません。
二匹の狐が私と見つめ合ったのは時間にして五秒間くらいでしょうか、二匹は再び向こうを向くと籔の中に消えて行きました。


振り向いてみれば長き尾狐かな 粋田化石



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七夕の狐は消えし籔の中 粋田化石



理由は分かりませんが『狐』は冬の季語です。『七夕』は秋の季語。季節感の無い句で申し訳ありません


【狐 きつね 】 (季冬)
狐はイヌ科の哺乳類で、本州・四国・九州には本土狐が棲息する。体色は赤褐色あるいは黄褐色で、いわゆる狐色をしている。尾は太くて長く、口はとがっている。普通、地面に穴を掘り生活する。夜行性で、野兎・野鼠・鳥・果実などを食べる。 怜悧(れいり)で、注意深く巧みに獲物を襲い、天敵を避ける。十二月下旬から一月ごろに交尾し、四月ごろ三~五頭の子を産む。北海道には北狐が棲息する。「きつ」は狐の古名で「ね」は美称ともいわれる

【 七夕 たなばた 】  棚機たなばた  棚機つ 女め  七夕祭  乞巧奠きこうでん  星祭 星祭る  星合ほしあひ  星の恋 星の契  星迎ほしむかへ   星今宵ほしこよひ   二星にせい   牽牛けんぎう   織女しよくぢよ  彦星 織姫 七夕竹 七夕流し 願の糸 五色の糸  鵲かささぎ の橋 (季秋)
旧暦七月七日、またその日の行事。五節句の一つ。現在は新暦七月七日や月遅れの八月七日に行う所が多い。この行事は中国の牽牛・織女の伝説とそこから派生した 乞巧奠きこうでん の行事が伝わり、日本の 棚機たなばた つ 女め の信仰と習合したものとされる。 笹竹ささだけ に詩や歌を書いた短冊形の色紙を吊し、軒先や窓辺に立てて文字や裁縫の上達を祈る。昔は願いの糸(五色の糸)を 竹竿たけざお にかけて願いごとをした。仙台の七夕祭はよく知られる。





つなこさんから俳句が届きました 七月六日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

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汗をかき絡む日差しの中もがく つなこ



この句の季語は『汗』で勿論夏の季語です。「絡む」と「もがく」が暑さを強調しています。読んでいるだけで暑さが目に浮かんでくる暑い句です。
【 汗 あせ 】 汗ばむ 玉の汗 (季夏)
夏はじっと動かずにいても汗がにじむ。運動や労働のあとの玉のようにしたたる大粒の汗を玉の汗という。(角川合本俳句歳時記第四版)


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木の下で木々の息かぐ夏間近 つなこ



夏が扉の向こう側まで来ています。さすがに炎天下は暑いですが、木陰に入れば涼しさと香りで別世界のようです。つなこさんは葉っぱの断熱効果だけでなく、香りまで詠んでくれました。実は粋田化石も本日木陰で葉っぱの香りに触れてきました。日光と温度を遮る葉っぱの力は偉大です。
【 夏 なつ 】 三夏 九夏  朱夏しゆか  炎帝 (季夏)
立夏(五月六日ごろ)から立秋(八月八日ごろ)の前日までをいう。新暦ではほぼ五、六、七月にあたるが、旧暦では四、五、六月。三夏は初夏・仲夏・晩夏、九夏は夏九旬(九十日間)のこと。朱夏は陰陽五行説で赤を夏に配するところから来た夏の異称。炎帝は夏を 司つかさど る神。(角川合本俳句歳時記第四版)


さて、粋田化石の句です。

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池の底亡者に代わり牛蛙 粋田化石



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牛蛙(うしがえる)の鳴き声を聞いたことがある方なら想像ができると思います。薄暗い池から聞こえてくる牛蛙の鳴き声は亡者の叫び声のようにも聞こえます。
牛蛙は春の季語ですが、夏でもというより夏の方が元気よく鳴いているので詠んでみました。
池の写真は日没直後に撮影したものですが、デジカメの性能向上により昼間のように写っています。
うし‐がえる【牛蛙】‐がへる
アカガエル科のカエル。体長15~20センチ。体色はふつう雄は暗緑色、雌は褐色で、ともに黒褐色の斑紋がある。雄の鼓膜は雌より大きい。雄は牛に似た太い声で鳴く。北アメリカの原産で、大正時代に輸入され、各地で繁殖。ブルフロッグ。食用蛙。《季 春》
[類語] 蛙・蛙(かわず)・御玉杓子・青蛙・河鹿・河鹿蛙・雨蛙・赤蛙・殿様蛙・食用蛙・蟇蛙(ひきがえる)・蟇(ひき)・蟇(がまがえる)(大辞泉第二版)






田辺市熊野俳句大会 [俳句]

NHK学園生涯学習フェスティバル
南方熊楠翁生誕150周年記念 田辺市熊野俳句大会が七月二日に開催されました。
4,950句の投稿があったそうです。投稿者に届く入選作品集は通常ですと俳句大会の少し前か当日には届くのですが、今回は本日七月四日に届きました。「なんだ、今回は全部没以前に審査も受けていないのか。」と思っていたところだったのでちょっと安心しました。
選者は
大石悦子氏、川口 修氏、夏井いつき氏、星野高士氏、梶本祐樹氏の五人です。

さて、粋田化石は二句入選です。
今回は、TVでもお馴染みの夏井いつき先生に是非選んでいただきたいと願っていたので、ちょっと嬉しい結果でした。夏井いつき先生は時々話題にする『俳句ポスト365』の選者でもあります。


夏井いつき 選
震えおる細き蕊打つ花の雨 粋田化石



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季語は『花の雨』で春です。
花(桜)が咲いてもまだまだ寒い日もあります。寒さに震えているように見える花の細い蕊(しべ)が降る雨に打たれている様子を詠みました。
【 花 はな 】 花盛り 花明り 花影 花時 花過ぎ 花朧 花の雨 花の山 花の昼 花の雲 花便り 花の宿 花月夜 花盗人 (季春)
「花」といえば平安時代以降、桜の花をさすのが一般的である。『古今和歌集』の「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」の花は桜で、その他花を冠して桜に通わせた言葉は多い。「花の雨」は桜のころの雨、「花の雲」は桜が爛漫と咲き雲がたなびくように見えるさまをいう。↓花冷 ・ 花見 ・ 花篝 ・ 花衣 ・ 花守(角川合本俳句歳時記第四版)


梶本祐樹 選
題詠み『知』
親知らず抜いた穴にも草の餅 粋田化石

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季語は『草の餅』で春です。
親知らずを抜いた後の大きな穴に草餅が詰まってしまったという句です。
実はこの句は現在の体験ではなく、過去に体験したことを現在に置き換えて詠んだちょっとインチキな句です。
題詠みの『知』は、「知の巨人」南形熊楠に因んで選ばれたそうです。
【 草餅 くさもち 】 草の餅  蓬餅よもぎもち  (季春)
茹でた蓬の葉(餅草)を搗き込んだ餅。餡を包んだものが多い。かつては 御形おぎよう ( 母子草ははこぐさ )も用いられた。(角川合本俳句歳時記第四版)


七月三日投稿締め切りの横浜市俳句大会への投稿は見送ったので、来年一月二十一日に開催される第十九回全国俳句大会に向けて句を詠んでいこうと思います。