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つなこさんから俳句が届きました七月二十六日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

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猫飼いし娘のもとへ夏の旅 つなこ



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親元を離れ遠くで仕事をしているつなこさんの娘さんは猫を飼っているようですね。
「娘の元へ」だと絵は浮かんできませんが、「猫飼いし・・・」だとちゃんと絵が浮かんできます。娘さんは一人暮らしが淋しいので猫を飼っているのでしょうか。その娘さんを遠くで想うつなこさん。そんな情景が私の頭の中に浮かびました。素敵な句です。




さて、粋田化石の句です。
早稲(わせ)の品種でしょうか、中稲(なかて)の品種でしょうか。よくわかりませんが稲の穂が少し垂れてきました。丁度このころの稲穂は、少し鼻を刺激する艶めかしい匂いを発散しています。例えるなら、炊き上がった直後の炊飯器の蓋を開けた時の香りです。
車を止めて、畦道(あぜみち)で稲穂の香りを嗅いできました。

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稲の穂やとっくに飯の香を放ち 粋田化石


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【 稲 いね 】 初穂 稲穂  陸稲をかぼ  稲穂波 稲の香 稲の秋 (季秋)
熱帯アジア原産のイネ科の一年草。季語では実った穂が垂れ黄金色に輝く秋の稲をいう。日本での稲作は縄文時代の終わりに始まったといわれ、長い時間の経過のなかで日本人の精神文化の形成にも大きな影響を与えてきた。(角川合本俳句歳時記第四版)






夏の句 [俳句]

昨日、雨蛙を見かけたのでスマホのカメラで写真に収めていました。暫くするとスマホが鳴動して、ドコモのiコンシェルが「16時までの間に、千葉県周辺地域では、雨が降り出しそうです。」と知らせてきました。私が傍に居るせいでしょうか、雨蛙は鳴いていません。雨が降り出しそうなのを知らせるのは昔から雨蛙の仕事だったはずなのに。

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雨蛙スマホに仕事盗られけり 粋田化石



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偶然に起きた漫画のような出来事に思わずほくそ笑んでしまいました。

【 雨蛙 あまがへる 】  枝蛙えだかはづ   青蛙あをがへる   夏蛙なつがへる (季夏)
アマガエル科の一種で、体長四センチぐらい。木の葉や草の上に 棲す み、夕立の前などにキャクキャクキャクと鳴く。目の後ろに黒線がある。体の色は葉の上では緑色であるが、木の幹や地上に移るとたちまち茶色に変わる。保護色の好例である。枝の上にとまることができるので枝蛙ともいう。↓蛙(春)(角川合本俳句歳時記第四版)



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数日前に撮影した夏の雲の写真です。
夏の雲を見ると私が子供の頃のおやじの姿を思い出します。それは、どこか威厳があってちょっぴり怖かったおやじの姿です。雷親父というくらいですから、夏の雲とおやじは満更かけ離れた存在ではないのかもしれません。

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夏雲の大分親父の風である 粋田化石



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【 夏の雲 なつのくも 】 夏雲 (季夏)
積雲や積乱雲が代表的な夏の雲。青空に湧き上がる白い大きな雲は生命感に 溢あふ れる。(角川合本俳句歳時記第四版)





つなこさんから俳句が届きました七月十九日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

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汗かいて痩せたと思うは幻 つなこ



汗を大量に流すと確かに体重は減っています。でも、それは水分補給で元に戻ってしまいます。体重が減ったのだから痩せたと思いたいのですけどね。

【 汗 あせ 】 汗ばむ 玉の汗 (季夏)
夏はじっと動かずにいても汗がにじむ。運動や労働のあとの玉のようにしたたる大粒の汗を玉の汗という。(角川合本俳句歳時記第四版)




粋田化石は今日山百合を見かけました。

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山百合や見覚えありき顔に会い 粋田化石



とある場所で、以前どこかで会ったことがある男性を見かけました。暫くして思い出しました。何年か前に仕事上のことでトラブルになり喧嘩腰で私にまくし立てたことのある人でした。今日はとても穏やかで優しそうなお顔をなさっておられました。

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山百合や此処で暮らせる我が果報 粋田化石



山百合の姿を愛でてその香りを堪能できるというのは、田舎で暮らしている人にだけ与えられた権利でしょうか。とても幸せなことだと思います。

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山百合や朝にそぐわぬ濃き香り 粋田化石



山百合の花に近づくと何とも言えぬ香しさが漂ってきます。私にはその山百合の香りが何とも艶めかしく感じてしまいます。


【 百合 ゆり 】  鉄砲(てつぱう)百合 鬼百合 姫百合  鹿(かの)子(こ)百合(ゆり)  山百合 笹百合 白百合 カサブランカ (季夏)
ユリ科の多年草の花できわめて種類が多く匂いの強いものが多い。鑑賞用に植えられるもののほか、切花としては鉄砲百合、カサブランカなどに人気がある。いずれも匂いが強い。(角川合本俳句歳時記第四版)






群馬県の伊香保温泉に行ってきました 其の三 [日記]

二日目です
朝食を済ませた後、『榛名富士』に向かいました。

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榛名山は外輪山です。その外輪山の中の富士山に似た形の山を『榛名富士』といいます。外輪山の中の凹みに水が溜まったのが『榛名湖』です。

榛名富士へはロープウェイで登りました。

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麓のロープウェイ乗り場の海抜が千メートルを超えていますので、強い日差しの中でも吹く風は少し爽やかに感じました。
ロープウェイは秒速四メートルの速さで我々を運んでくれるので、あっという間に山頂です。

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ロープウェイを降りて、汗をかきかき少し登るとそこにはコンクリート製の『富士山神社』が祀られていました。

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富士山神社のHPより拝借しました


この日は水蒸気が多かったのか遠くの景色ははっきりとは拝めませんでしたが、上手くすると榛名富士からは東京スカイツリーが見えるのだそうです。

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汗ばみて榛名の富士の宮参り 粋田化石



再びロープウェイで下山して、次に榛名湖の遊覧船に乗りました。その名も『はくちょう丸二世号』です。

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遊覧船は音声ガイドが流れるので観光にはもってこいの乗り物です。途中、音声ガイドさんの歌う『湖畔の宿』(高峰三枝子、1940年)も流れてきました。『湖畔の宿』の湖畔は榛名湖だったのですね。

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水面を渡る涼しい風を顔に受けながら遊覧船の窓から眺める榛名富士もなかなかのものでした。


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涼風を通す窓より榛名富士 粋田化石



遊覧船の次は『榛名神社』へ参拝しました。

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榛名神社には千年以上の歴史があるそうです。参道脇に並ぶ杉の木も巨木ばかりでした。

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もしかしたら何百年も前の参拝客が触れたかもしれない木肌に触れてみました。ひんやりとしたその木肌から力を頂いたような気がしました。

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参道の所々には七福神の像が立っていて我々を迎えてくれました。



榛名宮水音近き木下闇 粋田化石



【 木下闇こしたやみ 】 木の下闇 下闇 青葉闇
夏の木々が鬱蒼と茂るさま。樹下は昼とは思えぬ暗さである。明るい場所から急に入る時など、特に暗く感じる。(角川合本俳句歳時記第四版)


手水舎付近からは瓶子の瀧(みすずのたき)も見えます。

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瓶子瀧真白き龍は天目指し 粋田化石




参拝の後は参道の脇にある店で昼食です。七人全員が同じ手打ち蕎麦と岩名の塩焼きを頂きました。それはもう大変美味しゅうございました。

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榛名神社参拝の後、湯ノ花まんじゅうを土産に買って帰路につきました。


群馬県の伊香保温泉に行ってきました 其の二 [日記]

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伊香保の街を散策した後はホテルに戻りゆっくりと温泉に浸かりました。それから夕食までの間は外に出て夕涼みです。ホテルの外には足湯も用意されていていました。湯上りに夕方の涼しい風に当たりながら頂くビールは格別に美味しかったです。
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褄取りて麦酒右手に足湯かな 粋田化石



つま‐どり【×褄取り】
[1] 着物の褄を手でつまんで持ち上げること。
[2] 相撲のきまり手の一。相手の足首またはつま先を取って後ろに引き上げて、前に手をつかせる技。出し投げから横に付いての変化技であることが多い。
[3] 「褄取威(おどし)」の略。
(大辞泉第二版)

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空を見ると赤くて真ん丸の月が出ていました。旅先で眺める満月というのもなかなか良いものです。


湯煙に霞む伊香保の夏の月 粋田化石



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夕食は、急に参加できなくなった同級生に同情しつつも和気藹々と楽しいひと時でした。

夕食の後は有志四人で近所にあるカラオケスナックへ。

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射的場で射的の指南をしていた某同級生は、選曲も歌い方もとても御立派です。彼はこれまでの人生でこういう店に一体幾らくらい投資してきたのでしょうか。
粋田化石といえば“サンプラザ中野”風に叫び声を上げながらストレスを吹き飛ばしてきました。


歌選ぶ校友宿の浴衣かな 粋田化石




続く






群馬県の伊香保温泉に行ってきました。 [日記]

七月八日・九日、今年満七十歳になった高校時代の恩師と群馬県の伊香保温泉に行ってきました。先生のお供は元生徒五人と元生徒の妻が一人の六人で、都合七人の道中でした。出発の前日に、参加予定の一人が自動車の追突事故に巻き込まれたために急遽欠席となり、その代理として元生徒の妻一人が参加となりました。実は伊香保温泉にあるホテルで同級生(元生徒の一人)が働いていて、伊香保温泉でのミニクラス会は今回で二回目の企画でした。七人乗りの自動車に七人乗るとかなり狭苦しいので私だけオートバイで行こうかと一瞬思ったのですが、結局は七人が一代の自動車で行きました。ぎゅうぎゅう詰めでも楽しい道中でした。

途中立ち寄った「渋川スカイランドパーク」という遊園地では、『白い貴婦人』と呼ばれている『西洋紫陽花アナベル』が満開でした。白い紫陽花は一見すると清楚なようですが、私には白さの中に熱い意思や情熱が秘められているように感じました。因みに紫陽花は渋川市の花だそうです

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鬱勃と白紫陽花の熱き息 粋田化石



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うつ‐ぼつ【鬱勃】
[ト・タル][文][形動タリ]内にこもっていた意気が高まって外にあふれ出ようとするさま。また、意気が盛んなさま。「―たる闘志」(大辞泉第二版)


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「渋川スカイランドパーク」では観覧車に乗りました。決して大きな観覧車ではないのですが、山の上に設置されているので大変に眺めの良い観覧車でした。

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ホテルには比較的早めに着いたので、有名な石段を散策したり温泉場には付きものの射的をしたりして過ごしました。
七十歳の恩師はとても元気でした。相変わらずせっかちで負けず嫌いな先生は坂道でも石段でも常に先頭を歩くので、私が撮影した先生の写真は後姿ばかりです。

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石段や西日に弾む恩師の背 粋田化石



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伊香保温泉の石段は全部で365段あります。途中途中に現在の段数を示すプレートが貼ってありました。

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射的の写真の二人は夫婦ではなく同級生です。向かって左の男が同級生の女性に射的の指導をしているところです。幾つになっても女性にだけは親切な男性があなたの身近にもいませんか。

微酔いが浴衣開けて射的かな 粋田化石



はだ・ける【▽開ける】
[動カ下一][文]はだ・く[カ下二]
[1] 手や足を大きく広げる。また、目・口などを大きくあける。
「指の股を思い存分―・けた両手で」〈有島・星座〉
[2] 衣服の前などを広げる。「胸を―・ける」
「火鉢の炭を―・けて」〈風葉・青春〉
[3] 衣服の前などが乱れてひらく。はだかる。「裾が―・ける」(大辞泉第二版)


続く






つなこさんから俳句が届きました七月九日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

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暑いなあ夏だからねとすましたい つなこ



「暑い、暑い」といくら口に出してみても決して涼しくはなりません。それでもつい「暑い」と言ってしまいますね。逆に口に出しても仕方がないので黙っているときに、隣で「暑い、暑い」と言われたらちょっとイラっとしてしまいますね。
ムキにならずに「夏だから仕方ない」とさらっと言ってお終いにできたらどんない良いでしょう。


粋田化石の句です
茶色の毛並みの生き物が自動車の前を横切ったかと思ったら、道路わきの畦(あぜ)の草を実にしなやかな動作でいくつも飛び越していきました。尻尾が長いのと動きのしなやかさから鼬(いたち)かと思いましたが、鼬にしては大きすぎます。猫にしても同様です。
自動車を止めて見つめていると畦の先には同じ生き物がもう一匹いました。二匹は合流すると動きを止めて振り返りました。二匹とも鼻先がとても尖っています。尖った鼻先と長い尻尾。そうです、私が出会った生き物は狐(きつね)でした。田舎暮らしをしていても夜行性である狐に出会うというのは非常に稀なので、なんだか嬉しい七夕の日でした。二匹とも狐にしては小さ目に見えましたのでこの春生まれた兄弟狐かもしれません。
二匹の狐が私と見つめ合ったのは時間にして五秒間くらいでしょうか、二匹は再び向こうを向くと籔の中に消えて行きました。


振り向いてみれば長き尾狐かな 粋田化石



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七夕の狐は消えし籔の中 粋田化石



理由は分かりませんが『狐』は冬の季語です。『七夕』は秋の季語。季節感の無い句で申し訳ありません


【狐 きつね 】 (季冬)
狐はイヌ科の哺乳類で、本州・四国・九州には本土狐が棲息する。体色は赤褐色あるいは黄褐色で、いわゆる狐色をしている。尾は太くて長く、口はとがっている。普通、地面に穴を掘り生活する。夜行性で、野兎・野鼠・鳥・果実などを食べる。 怜悧(れいり)で、注意深く巧みに獲物を襲い、天敵を避ける。十二月下旬から一月ごろに交尾し、四月ごろ三~五頭の子を産む。北海道には北狐が棲息する。「きつ」は狐の古名で「ね」は美称ともいわれる

【 七夕 たなばた 】  棚機たなばた  棚機つ 女め  七夕祭  乞巧奠きこうでん  星祭 星祭る  星合ほしあひ  星の恋 星の契  星迎ほしむかへ   星今宵ほしこよひ   二星にせい   牽牛けんぎう   織女しよくぢよ  彦星 織姫 七夕竹 七夕流し 願の糸 五色の糸  鵲かささぎ の橋 (季秋)
旧暦七月七日、またその日の行事。五節句の一つ。現在は新暦七月七日や月遅れの八月七日に行う所が多い。この行事は中国の牽牛・織女の伝説とそこから派生した 乞巧奠きこうでん の行事が伝わり、日本の 棚機たなばた つ 女め の信仰と習合したものとされる。 笹竹ささだけ に詩や歌を書いた短冊形の色紙を吊し、軒先や窓辺に立てて文字や裁縫の上達を祈る。昔は願いの糸(五色の糸)を 竹竿たけざお にかけて願いごとをした。仙台の七夕祭はよく知られる。





つなこさんから俳句が届きました 七月六日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

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汗をかき絡む日差しの中もがく つなこ



この句の季語は『汗』で勿論夏の季語です。「絡む」と「もがく」が暑さを強調しています。読んでいるだけで暑さが目に浮かんでくる暑い句です。
【 汗 あせ 】 汗ばむ 玉の汗 (季夏)
夏はじっと動かずにいても汗がにじむ。運動や労働のあとの玉のようにしたたる大粒の汗を玉の汗という。(角川合本俳句歳時記第四版)


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木の下で木々の息かぐ夏間近 つなこ



夏が扉の向こう側まで来ています。さすがに炎天下は暑いですが、木陰に入れば涼しさと香りで別世界のようです。つなこさんは葉っぱの断熱効果だけでなく、香りまで詠んでくれました。実は粋田化石も本日木陰で葉っぱの香りに触れてきました。日光と温度を遮る葉っぱの力は偉大です。
【 夏 なつ 】 三夏 九夏  朱夏しゆか  炎帝 (季夏)
立夏(五月六日ごろ)から立秋(八月八日ごろ)の前日までをいう。新暦ではほぼ五、六、七月にあたるが、旧暦では四、五、六月。三夏は初夏・仲夏・晩夏、九夏は夏九旬(九十日間)のこと。朱夏は陰陽五行説で赤を夏に配するところから来た夏の異称。炎帝は夏を 司つかさど る神。(角川合本俳句歳時記第四版)


さて、粋田化石の句です。

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池の底亡者に代わり牛蛙 粋田化石



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牛蛙(うしがえる)の鳴き声を聞いたことがある方なら想像ができると思います。薄暗い池から聞こえてくる牛蛙の鳴き声は亡者の叫び声のようにも聞こえます。
牛蛙は春の季語ですが、夏でもというより夏の方が元気よく鳴いているので詠んでみました。
池の写真は日没直後に撮影したものですが、デジカメの性能向上により昼間のように写っています。
うし‐がえる【牛蛙】‐がへる
アカガエル科のカエル。体長15~20センチ。体色はふつう雄は暗緑色、雌は褐色で、ともに黒褐色の斑紋がある。雄の鼓膜は雌より大きい。雄は牛に似た太い声で鳴く。北アメリカの原産で、大正時代に輸入され、各地で繁殖。ブルフロッグ。食用蛙。《季 春》
[類語] 蛙・蛙(かわず)・御玉杓子・青蛙・河鹿・河鹿蛙・雨蛙・赤蛙・殿様蛙・食用蛙・蟇蛙(ひきがえる)・蟇(ひき)・蟇(がまがえる)(大辞泉第二版)






田辺市熊野俳句大会 [俳句]

NHK学園生涯学習フェスティバル
南方熊楠翁生誕150周年記念 田辺市熊野俳句大会が七月二日に開催されました。
4,950句の投稿があったそうです。投稿者に届く入選作品集は通常ですと俳句大会の少し前か当日には届くのですが、今回は本日七月四日に届きました。「なんだ、今回は全部没以前に審査も受けていないのか。」と思っていたところだったのでちょっと安心しました。
選者は
大石悦子氏、川口 修氏、夏井いつき氏、星野高士氏、梶本祐樹氏の五人です。

さて、粋田化石は二句入選です。
今回は、TVでもお馴染みの夏井いつき先生に是非選んでいただきたいと願っていたので、ちょっと嬉しい結果でした。夏井いつき先生は時々話題にする『俳句ポスト365』の選者でもあります。


夏井いつき 選
震えおる細き蕊打つ花の雨 粋田化石



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季語は『花の雨』で春です。
花(桜)が咲いてもまだまだ寒い日もあります。寒さに震えているように見える花の細い蕊(しべ)が降る雨に打たれている様子を詠みました。
【 花 はな 】 花盛り 花明り 花影 花時 花過ぎ 花朧 花の雨 花の山 花の昼 花の雲 花便り 花の宿 花月夜 花盗人 (季春)
「花」といえば平安時代以降、桜の花をさすのが一般的である。『古今和歌集』の「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」の花は桜で、その他花を冠して桜に通わせた言葉は多い。「花の雨」は桜のころの雨、「花の雲」は桜が爛漫と咲き雲がたなびくように見えるさまをいう。↓花冷 ・ 花見 ・ 花篝 ・ 花衣 ・ 花守(角川合本俳句歳時記第四版)


梶本祐樹 選
題詠み『知』
親知らず抜いた穴にも草の餅 粋田化石

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季語は『草の餅』で春です。
親知らずを抜いた後の大きな穴に草餅が詰まってしまったという句です。
実はこの句は現在の体験ではなく、過去に体験したことを現在に置き換えて詠んだちょっとインチキな句です。
題詠みの『知』は、「知の巨人」南形熊楠に因んで選ばれたそうです。
【 草餅 くさもち 】 草の餅  蓬餅よもぎもち  (季春)
茹でた蓬の葉(餅草)を搗き込んだ餅。餡を包んだものが多い。かつては 御形おぎよう ( 母子草ははこぐさ )も用いられた。(角川合本俳句歳時記第四版)


七月三日投稿締め切りの横浜市俳句大会への投稿は見送ったので、来年一月二十一日に開催される第十九回全国俳句大会に向けて句を詠んでいこうと思います。