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餡ぱん [エッセー]

粋田化石はパンが大好き。
パン屋さんに行くとついつい沢山買ってしまいます。
どんなパンでも好きですが、「餡ぱん」は胡麻の乘ったのがお気に入りです。

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時々立ち寄るパン屋さんで買った「あんぱん」。
直径は7cmくらいです。良く見るとたいへん美しく作られているのでしばらくの間見とれてしまいました。
勿論食べました。


餡ぱんの胡麻に見ほれる二月尽 粋田化石



間もなく二月も終わりです。

【二月尽 にぐわつじん】 二月果つ 二月尽く(春)
新暦二月の終わり。短い月が慌ただしく過ぎゆく感慨と同時に、寒さがゆるみ、春本番に向かうほっとした気分もただよう。
[角川 合本俳句歳時記 第四版]








おらんだみみなぐさ【和蘭耳菜草】 [俳句]

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春、道端で普通に見ることのできる草花です。
長い間名前を知らずにいたのですが、「春・五弁・白・草花」で検索したらすぐに判明しました。もっと早く調べれば良かったです。
今回写真に撮ったのは、外来種である『和蘭耳菜草 おらんだみみなぐさ』です。在来種もあるらしいのですが、そちらは未だ見たことがありません。
さて、和蘭耳菜草(おらんだみみなぐさ)ですが、その花は私の太い指先を近づけるとその陰に隠れてしまうくらい小さくてしかも可憐です。

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春昼や武骨な指と耳菜草 粋田化石



耳菜草も和蘭耳菜草も私の持つ歳時記には記載されていませんでしたので、季語としては扱いませんでした。


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【春昼 しゆんちう】 春の昼 (季春)
春の昼はのんびりと明るい。うとうとと眠りを誘われるような心地よさだが、どことなくけだるさも感じる。
[角川 合本俳句歳時記 第四版]

オランダミミナグサ(和蘭耳菜草、学名: Cerastium glomeratum)は、ナデシコ科ミミナグサ属の植物。小柄な一年草の雑草である。ヨーロッパ原産で、外来種(帰化植物)として世界中に分布している。
全体に毛が生えている。茎は直立し、さじ型の葉を対生する。茎は上に向けて二叉分枝し、先端に集散花序をつける。花弁の先は2裂しているが、開いていることが少ない。
ヨーロッパを原産地とする。北アフリカ、アジア(日本を含む)、オセアニア、北アメリカ、南アメリカに移入分布する。
ミミナグサ(Cerastium holosteoides var. hallaisanense) - 日本在来種。現在では山間部などに見られる。オランダミミナグサによく似ているが、やや花がまばらであること、葉が赤みを帯びることなどで見分けられる。【wikipedia


みみなぐさ【耳菜草】
ナデシコ科の越年草。道端に生え、高さ15~25センチ。根元から枝分かれし、茎は暗紫色。茎・葉に毛がある。葉は卵形で、形をネズミの耳に見立ててこの名があるという。春から夏、白い5弁花を開く。若葉は食用。【大辞泉第二版】

繁蔞 (はこべ) [俳句]

春の七種である薺(なずな)と仏の座(ほとけのざ)を紹介したついでに、今日は蘩蔞(はこべ)を紹介します。

昼食後いつもの場所で寛ぎました。
春らしい光の下で草花を見ていると繁蔞 (はこべ)の花が目に留まりました。直ぐ近くの野球場からは草野球の声と音が聞こえて来ます。

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はこべらの道で聞いてるストライク 粋田化石


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小学生の時に学校の兎に食わせるのに繁蔞を摘んだ記憶が蘇りました。

【繁蔞 はこべ】 はこべら あさしらげ (季春)
ナデシコ科の越年草で、路傍や畑など、いたるところで自生している。春の七草の一つ。茎は基部が分岐して地面を這う。葉は対生し卵形で柔らかい。春、白色の小さな五弁花をつける。古くから小鳥の餌としたり、民間薬として利用したりしてきた。
[角川 合本俳句歳時記 第四版]






風光る [俳句]

自動車の屋根の上にいつもの白猫がいました。

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「白猫さん。」
「はい。」
「良いお返事です。でも、お返事をするときはちゃんと先生の方を向いてしましょうね。」


風光る猫念入りに毛繕 粋田化石



さて、今日もほんの少しだけ仕事を怠けました。実はずるける場所は大抵決まっているので、あの人またあそこで怠けていると思われているかもしれません。
今日は薺(なずな)と仏の座(ほとけのざ)を見付けて写真を撮りました。仏の座は新年の季語なので来年の正月に句に詠みたいと思います。

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薺(なずな)の花



お決まりのずるける場所に花薺 粋田化石


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仏の座(ほとけのざ)の花


【風光る かぜひかる】 (季春)
春になって日差しが強くなると、吹く風もまばゆく感じられる。

【薺の花 なづなのはな】 花薺 三味線しやみせん草ぐさ ぺんぺん草 (季春)
春の田畑や道端などどこででも見られるアブラナ科の越年草の花。直立した茎が伸びて、その先に白い小型の十字花を多数つける。果実が倒三角形で三味線のばちに似ていることからぺんぺん草ともいわれる。春の七草の一つでもあり、七草粥に入れて食べる風習がある。

【仏の座 ほとけのざ】 田平子たびらこ (季新年)
春の七草の一つ。キク科の越年草、小鬼田平子(こおにたびらこ)のこと。蓮華の円座に似た形から仏の座の名がある。
[角川 合本俳句歳時記 第四版]






春の雪 [俳句]

二月二十四日は寒さを感じる日でした。
今朝、ほんの数分間ですが雪も降りました。
気象のことは良く分かりませんが、上空に冷たい空気が流れ込んできたのでしょうか。
降り始めた雪を見ながら泣き言を並べていたら、地面に舞い降りた雪は降りるそばから地熱によって融かされて行きました。

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春雪の弱音吐く間に融けにけり 粋田化石



そういえばこの冬は未だタイヤチェーンを使っていません。
佐保姫様お願いです
これからは品行方正に生きますので、どうかこのまま雪は降らせないでください。


【春の雪 はるのゆき】 春雪しゆんせつ 淡雪あはゆき 沫雪あわゆき 牡丹雪 (季春)
冬の雪と違って解けやすく、降るそばから消えて積もることがないので淡雪ともいう。雪とはいえ、晴れやかな感じである。
[角川 合本俳句歳時記 第四版]

【佐保姫 さほひめ】 (春)
奈良の平城京の東にある佐保山を神格化した女神のことである。春の造化をつかさどる神とされ、秋の竜田姫と対をなす。

佐保姫の眠や谷の水の音  松根東洋城

佐保姫の髪の流れのやうに川  北沢瑞史

山鳩のこゑ佐保姫を誘ひだす  仲村美智子

[角川 合本俳句歳時記 第四版]





雨上がり [日記]

二月二十三日は午前中が雨。

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雨といってもそれほど寒くはなく、いかにも春雨という趣でした。
本日も例によって仕事を怠けて鳥の囀りを聞いていると、雲雀の声もはっきりと聴こえて来るではありませんか。空を見上げると既に雨は止んでおり、二羽の雲雀が中天で囀っていました。雨が止んだのを雲雀に教えてもらいました。

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午後からは生暖かい風も吹いてきて、動いていたら薄っすら汗をかく陽気となりました。

雲雀が空から地面に戻る時には、巣から少し離れた場所を目指して一直線に降りてきます。今日は時間に余裕があったので着陸まで見届けました。

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画像はフリー素材です



揚げ雲雀一直線に戻り来ぬ 粋田化石



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画像はフリー素材です


あげひばり【揚げ雲雀】
空高く舞い上がって鳴いているヒバリ。《季 春》「朝凪やただ一すぢに―/蓼太」【大辞泉第二版】






まだ迷う [エッセー]

この歳になってもまだ迷うことがあります。
本日東京に行く用事があったので四年先輩のSさんを無理やり呼び出して二時間ほど話しをしました。
S先輩は五十五歳で転職し“遊行(ゆぎょう)”に生きて(粋て)いらっしゃいます。
(パソコンでご覧の方はトップページの 読んでいるブログ(RSS)『遊行に粋る』からS先輩のブログに行くことが出来ます)
お会いしていた二時間の三分の二以上はS先輩が喋っていたような気がします。粋田化石は殆ど相槌を打っていただけですが、話しができてすっきりしました。

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そのS先輩とはJRの新橋駅前にあるC11蒸気機関車の前で待ち合わせ。

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少し早く到着して眺めていた街の光景が、田舎者の私の眼には何だか不思議に映りました。僅かな間に何百人もの人が目の前を通り過ぎて行くのに、一人も知った人が通らないからです。JR新橋駅の一日の平均乗降者数は265,955人(JR東日本)だそうですから当然と言えば当然なのですが。

知らぬ顔急ぎ行き交う春の都會 粋田化石

都會=まち


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帰りは高速バスを利用しました。
窓際の席に座り、車窓から暮れゆく都會の景色を眺めながら詠んだ歌です。

曇りなき窓から数多車見ん人生の如抜きつ抜かれつ 粋田化石
数多=あまた

ゆぎょう【遊行】
1 出歩くこと。歩き回ること。
「中川べりに―したり寝転んだりして」〈露伴・蘆声〉
2 僧などが布教や修行のために諸国を巡り歩くこと。行脚(あんぎゃ)。
【大辞泉第二版】

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怠ければ [エッセー]

昨日とは打って変わって良い天気でした。
風は冷たかったですが、風の来ない日向はとても居心地の良い場所でした。
そうです、粋田化石はそういう場所で怠けて空を眺めていました。そうしたらほんの2秒か3秒ですが雲雀の囀りが聞こえて来ました。雲雀の生態はよく分かりませんが、春の早いうちは長い時間囀らないのかもしれませんね。

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怠ければ欠伸する間の雲雀かな 粋田化石

欠伸(あくび)


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千葉県の富津市で、純血でなければならない天然記念物のニホンザルに外来種であるアカゲザルのDNAが混ざっていることが判明し、雑種の猿57頭が殺処分されたというニュースを聞きました。
悲しいニュースですね。粋田化石は57頭を殺処分した行為を悪いとは思いません。でも、なんだか悲しすぎます。まるでアウシュビッツです。
外来種の問題は軽率に扱うべきではありませんが、思いっきり皮肉って笑い飛ばそうと思います。

名門の猿の火遊びおおごとに つなこ


人間の梨園では名門の方々の火遊びも大目に見て頂けますが、猿の国ではそれはいけないことのようです。


シンドラー千畝も聞かず猿の國 粋田化石


シンドラーという名前も千畝という名前も、猿の国では聞いたことがないという意味です。






春二番 [俳句]

千葉県北東部地方は十九日の夜に震度四の地震がありました。そして、二十日には春二番の強風が吹きました。
二十日は午前中にはまだお日様が見えていましたが、午後かはらだんだん風が強くなってきて台風のような風が吹きました。夕方になって風が弱まってきたら今度は本格的な雨です。
さて、春二番といっても、実は十七日の春一番の時よりも強い風が吹いたように思えます。今日はそういう風の中で写真を撮って来ました。口も鼻も目もそれから耳の中にも砂が入って来ました。
春二番という言葉は正式な気象用語ではないようですが、歳時記には春の季語として載っていますので使いました。

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写真には同じお宅が写っています。今日はこのお宅、きっとたいへんなことになっていたと思われます。

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春二番一番よりも熾烈なり 粋田化石



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飛ぶ物は砂ばかりなり春二番 粋田化石


十七日に春一番が吹いた後なので、本日は強風に飛ばされているものは砂ばかりでした。


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【春一番 はるいちばん】 春二番 春三番
立春後、初めて吹く強い南風のこと。日本海低気圧によって激しく吹く。もとは壱岐地方の漁師言葉であったが、気象用語として定着した。
[角川 合本俳句歳時記 第四版]

しれつ【熾烈】
(名・形動)《「熾」は火勢の盛んである意》勢いが盛んで激しいこと。また、そのさま。「―をきわめる商戦」「―な戦い」【大辞泉第二版「】







つなこさんから俳句が届きました2月19日 [俳句]

つなこさんから句が届きました

昨日、2月18日に記事にしたつなこさんの句

見届けん老いを迎えし我が春を


はマラソンを走る前の心を詠んだ句だったそうです。

そして本日届いた句は

見届けん再出発の我の春 つなこ


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どうやら思うように走れなかったようですね。
頑張れ!

もう一句

てっぺんを過ぎて二月の月浮かぶ つなこ


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“てっぺんは”時計のてっぺん、つまり午前零時を指します。
そんな時間までマラソンに備えて走っていたのでしょうか。
立春を過ぎたとは言え寒そうですね。



尻取り俳句です

春の夢番組予約儘ならぬ 粋田化石(二月十八日)


儘ならぬチャック降ろす手悴まん 粋田化石(二月十九日)


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凍えた手でファスナーを降ろそうとしている時の句です。冬にオートバイに乗ると、トイレ休憩でこうなります。
悴(かじか)むは冬の季語なのでまた冬に戻ってしまいました。

【悴む かじかむ】 (季冬)
寒気のために、手足、ことに手の指などが知覚を失い、自由に動かない状態をいう。俳句では単に手足だけでなく、身体全体が寒さで縮み上がったような感じを「悴む」として作る場合もある。
[角川 合本俳句歳時記 第四版]