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赤と白 [俳句]

今回のテーマは赤と白です

やまもも(山桃・楊梅・やまうめ)

KENT1mgさんのリクエストにお応えして、やまももの句です。

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山桃の樹下朱に染むシャツ白し 粋田化石


俳句にふさわしいかどうか分からないのですが、「朱に染まる」というちょっと恐ろしい言葉を使ってみました。

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朱(あけ)に染まる
血まみれになる。血だらけになる。[小学館 大辞泉第二版]

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我が家では落ちた山桃の実はまだ踏まれていないので、血まみれではありません。

もう一句
楊梅や口に甘甘酸っぱ甘 粋田化石


ちょっと、苦し紛れの句です。
楊梅の実の甘酸っぱさを詠んでみました。果物は酸味が強いものを好む私には、楊梅の実は何よりの御馳走です。

楊梅はヤマモモ科の常緑高木で、暖地の山地に自生し、雌雄異株。四月ごろ花が咲き、実は夏に赤く熟す。直径一~二センチの球形で、甘酸っぱい。樹形が良いので、公園や庭に植えられる。[角川 合本俳句歳時記 第四版]



すいかずら(忍冬 にんどう 金銀花)

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忍冬針持つ客の先に居り 粋田化石


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忍冬を見かけたので写真を撮ろうと近づくと、蜂の羽音が聞こえてきました。
望遠レンズを持たないので、恐る恐る接近して写真を撮影。
花の蜜は蜂に譲りました。

スイカズラ科の蔓性(つるせい)の木本。山野に自生。葉は楕円形で対生し、冬でも残っているので忍冬(にんどう)ともいう。6、7月ごろ、葉のわきに2個ずつ並んでつく白色の花は蜜腺(みっせん)をもち、のち黄色に変わる。漢方で、茎葉や花を解熱・解毒に用いる。スイカズラ科は約450種が北半球の温帯と熱帯地方の高山に分布し、アベリア・ニワトコなどが含まれる。《季 夏》[小学館 大辞泉第二版]

つなこさんから俳句が届きました 6月25日 [俳句]

つなこさんから俳句が届きました

知らぬ地でポストを探す梅雨に濡れ つなこ

梅雨続きどこもかしこも満の文字 つなこ

知らぬ地で・・・は梅雨の雨の中でポストを探している状況を詠んでいます。
さて、私が気になるのはその場所です。
初めて訪れた観光地で、少し雨に滲んだ絵葉書を投函するためにポストを探しているのでしょうか。それとも、仕事で立ち寄ったビル街でポストを探しているのでしょうか。

梅雨続き・・・も探し物の句でしょうか。
『満』の文字から判断して空いている駐車場を探しているのでしょう。
空いている駐車場が無い状況を『満』一文字で上手に表現しています。

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写真はイメージです


水黽(あめんぼ) [俳句]

つなこさんの句
水無月の火星と描く同心円 


に刺激を受けて、私も同心円の句を詠んでみました


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水黽の圓描いて消し描いて消し 粋田化石

水黽・水馬=あめんぼ:季夏、圓=円
この句にある圓とは、水黽を中心に起こる水の波紋の同心円です

あめんぼ
小川や池・沼の水面に長い六本の足を張って、すいすいと滑走したり水面を跳ねたりしている灰褐色のアメンボ科の昆虫の総称。飴(あめ)に似た匂いがするのでこの名があるといわれている。なお、歴史的仮名遣いを、「飴棒」を語源として「あめんばう」とする説もある
[角川 合本俳句歳時記 第四版]




火星接近 [俳句]

つなこさんから火星の俳句が届きました

水無月の火星と描く同心円 つなこ


マーズまず月に従い空見張る つなこ


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フリー素材です


惑星の軌道は太陽を中心とした同心円ですが、軌道が完全な円形ではないのと、公転周期が惑星毎に異なるために何年かに一度惑星の接近が生じます。
つなこさんは、その宇宙の神秘を詠んでいるのでしょうか。もしかしたら、人間を惑星に置き換えて人と人とのすれ違いを詠んでいるのでしょうか。
二句目は駄洒落ですが、面白いので載せちゃいました。

世の中の出来事に無関心でいたら、火星接近の年だったのですね。まったく知りませんでした。
最接近する7,528万キロメートルがどの位のものであるか見当もつきませんが、地球一周が40,000キロメートルですので、宇宙は広いです。


火星の話題で面白いものを見つけました
求む、火星探検家:NASAの「火星の求人広告」ポスターが公開
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求む、火星探検隊
IMAGE COURTESY OF NASA
ポスターは何枚かありますので、興味のある方は検索してみて下さい。

駄洒落でしょうか? [俳句]

つなこさんから、ちょっと駄洒落っぽい句が届きました。
今回は解説は無しです。
お分かりになりますか?

画像はどちらもフリー素材です。



紫陽花のはな高々と雨の中 つなこ
(紫陽花 季夏)

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天道虫ぎざぎざの葉を転ばずに 粋田化石
(天道虫 季夏)

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つなこさんから俳句が届きました6月14日 [俳句]

つなこさんから『五月晴れ』の俳句が届きました

静かなる木々の息つぎ五月晴れ つなこ


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解説は要らないくらいに良くできた句です。
木々たちが梅雨の晴れ間に一息ついている様子がよくわかりますね。
さらに、静かなるという言葉が植物である木をうまく形容しています。
つなこさんの感性には時々良い意味で驚かされます。
写真は白神山地の森と暗門橋。




五月晴れ空と海分け五能線 粋田化石


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青い空と青い海。
五月晴れの日に一つになった青をわけて走る五能線です。

JR五能線
秋田県東能代駅と青森県川部駅をむすぶ全線147.2km、電化されていない単線の路線です。

つなこさんから俳句が届きました 6月13日 [俳句]

つなこさんから雨季の俳句が届きました

蟻たちに我全能の神となり つなこ


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この句を読んで粋田化石はモーゼの十戒を想像しました。女神様は海を渡る道を作ってあげたのでしょうか。
写真は、山口県長門市にある八坂神社の参道です。(蟻 季夏)


長雨に水たまりよけ歩く猫 つなこ


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猫は、肢が濡れるとプルプルと肢先を震わせて水を払いながら歩きます。私、粋田化石はその姿を連想して笑ってしまいました。
季語がありませんが今の時期には十分に俳句ですね。



シーベルト酷き浜道五月晴れ 粋田化石

梅雨の晴れ間をついて東北までオートバイで行ってきました。仙台までは常磐自動車道を走りました。途中福島県の双葉、浪江、相馬辺りには線量を表示する電光板が幾つかあって、㏜(シーベルト)の文字が悲しく光っていました。常磐自動車道は帰還困難区域の中も通っていて、そこでは、道の両側には人が住んでいないと思われる家が並んでいます。その現実を目の当たりにしたときに、“浮かれてオートバイなんかに乗っている場合じゃない”と一瞬ですが思いました。(五月晴 季夏)

梅雨晴
梅雨の最中にも晴れ上がることがある。五月晴も同じ意味であり、入梅前の新暦五月の好天として使うのは誤用。梅雨晴は梅雨が明けて晴天が続くようになることをいう場合もある。 [角川 合本俳句歳時記 第四版]

兼題『蜻蛉生る』 [日記]

『蜻蛉生る』(とんぼうまる、季夏)
卵から孵(かえ)った蜻蛉の幼虫は水中で孑孒(ぼうふら)やお玉杓子を食べて大きくなる。蜻蛉の幼虫を普通はやごというが、太鼓虫とか、やまめともいう。やごは十分成長すると、羽化のために水を出て岸辺の草の葉に這い上がって、そこで脱皮して成虫となる。

蜻蛉生れ水草水になびきけり  久保田万太郎

池の底木もれ日差してやご歩む  小島國夫

[角川 合本俳句歳時記 第四版]


さて、まつやま「俳句ポスト365」に投句した『蜻蛉生る』で“人”をいただきました

蜻蛉生る水木しげるのような沼 粋田化石


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子供の頃から昆虫好きだったのに、『蜻蛉生る』の句がなかなかできませんでした
私の句は、薄気味悪い沼で蜻蛉が羽化する様子を詠んでいて、その薄気味悪さを“水木しげるのよう”と表現しています
写真は上高地の沼です




『伊香保俳句大会』 [日記]

腕試しに、NHK学園生涯学習フェスティバル『伊香保俳句大会』に投句してみました。
自由題の他、「中」の字を入れた題詠みに投稿です。
『伊香保俳句大会』はNHKが地域の観光協会等と共同で開催する俳句の大会の内の一つで、伊香保温泉で開催されるのは二十四回目、5,637句の投稿があったそうです。
選者は、夏井いつき氏、坊城俊樹氏、岸本葉子氏、小暮陶句郎氏の四名です。
実は、忙しく過ごしていて『伊香保俳句大会』が何時の開催だったかすっかり忘れていたのですが、先日入選作品集が届きドキドキしながらページをめくると粋田化石の句もちゃんと載っていました。

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岸本葉子選 
題詠み「中」 佳作
青空の真ん真ん中に雲雀かな 粋田化石

坊城俊樹選 
佳作
石段で褄とる君の素足かな 粋田化石

「青空の・・・」は、田舎暮らしの特権である広い空と小さな雲雀を詠んでいます。「真ん真ん中」という美しい響きは以前から句に使ってみたかった言葉でした。
(雲雀:季春)

「石段で・・・」は、何処かの石段で足首の綺麗な女性を見た遠い記憶を掘り起こして詠みました。
(素足:季夏)

佳作とはいえ、とにかく入選できて良かったです。

「郡上市水とおどりの里俳句大会」八月六日開催にも投稿済ですので、結果は追ってお知らせします。

立川談春 [日記]

立川談春を聴いてきました
番組は『山号寺号』と『鼠穴』の二席
リンクを張ってありますので、興味がある方はご覧ください

山号寺号』(さんごうじごう)、『鼠穴』(ねずみあな)

『山号寺号』はさらっと演じていましたが、それでも大うけで大爆笑の連続でした

『鼠穴』は人情話、一時間以上かけてじっくり聴かせてくれました
田舎から江戸に出てきた兄と弟が織りなす人間模様が中心の話しです
弟を想う兄、兄を想う弟
二人の関係を談春は今までにはない新しい解釈で、良い意味で少々理屈っぽく演じてくれました
その理屈っぽさに一瞬師匠である立川談志が見えた気がしましたが、ある部分では既に師匠の談志を越えているようにも見えました

皆様の町に立川談春の落語会が来たら是非足を運んで聴いてみて下さい
談志師匠が憑いていなくとも素晴らしい落語家です

師を凌ぐ談春の道夏めけぬ


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