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首途を祝う [俳句]

もう少しで今年度も終わりです
この春職場を去る二人に一句

つくし (1).JPG


友の首途土筆真っ直ぐ天を指す

花冷 [俳句]

立春を過ぎたというのに雨に霰(あられ)まで混じり花冷の日でした
それでも、重たい空の下には春の花が咲いています

桃の花 (3).JPG


傘持たぬ重たき空の桃の花

桃の花 (4).JPG


乳牛の雌の子産むや桃の花



桜桃の花 [俳句]

我が家の桜桃(さくらんぼ)の花です
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同じ桜でもソメイヨシノとは花の感じが異なりますね
この桜桃、満開を過ぎて少し散りかけ
実際の花弁の色はもう少し白に近いのですが、朝の光を受けて桃色がかって見えます

桜桃の花ほんのりと朝の色


さてソメイヨシノなら散ってお終いなのですが、桜桃の花にはもう一つ仕事が残っています
そうです、結実して私にさくらんぼを食べさせることです
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今は潔く散るのを待っているように見えます

桜桃の花ひっそりと散るを待つ

聞き做し [エッセー]

聞き做し(ききなし)というのは鳥の囀(さえず)りや鳴き声を何かに置き換えて表現することです。
有名なところでは、鶯(うぐいす)の「法華経」、梟(ふくろう)の「ぼろ着て奉公」、頬白(ほおじろ)の「一筆啓つかまつり候」がありますね。

今日、窓を開けて車を運転していたら小綬鶏(こじゅけい)の鳴き声が聞こえてきました。
小綬鶏は「ちょっと来い・ちょっと来い・・・」と聞き做しされています。生息域が人間に近い鳥なので、きっと皆様も「ちょっと来い・ちょっと来い・・・」を聞いたことがあることと思います。

小綬鶏や散散呼ぶも姿無し


その「ちょっと来い・ちょっと来い・・・」を聞いて思い出しました。随分以前に知人と小綬鶏の話をしていた時のことです。その知人は子供の頃に小綬鶏の声を「ちょっと来い・ちょっと来い・・・」ではなく、「ちんこ食え・ちんこ食え・・・」と聞き做していたと私に話してくれました。それを聞いた時に私は勿論大笑いをしたのですが、いま考えると、常識に囚われない何と素晴らしい発想でしょう(鳥類図鑑には記載できない聞き做しですが)。
それを思い出して、運転しながら聞いた小綬鶏の声は確かに「ちんこ食え・ちんこ食え・・・」と聞こえました。

小綬鶏や呼び付けちんこ食えと啼き


小綬鶏や呼んでちんこのおもて成し





兼題「馬鈴薯植う」 [俳句]

俳句ポスト365」の話題です。
今回の兼題は『馬鈴薯植う』(春)でした。

馬鈴薯はじかに畑に植える。もともと低温地帯の作物だから、降霜がなくなったらできるだけ早く植えた方がよい。種薯(たねいも)をいくつにも切ったものを使う時は、切り口に木灰を塗って病菌の付着を防ぐ。
[角川 合本俳句歳時記 第四版]

私の拙句は、

高き畝一直線や薯植うる


一番下の並をいただきました。

実は小学校の時に馬鈴薯を植えたことはあるものの、馬鈴薯を植えるということ自体まったくイメージが出来ませんでした。そこで、“馬鈴薯植う”の句を作るにあたり、so-netブログのお仲間である『水郷楽人の塵芥録Ⅱ』の水郷楽人さんにご指導を仰ぎました。
水郷楽人さん、本当に有難うございます。おかげさまで入選することができました。

次の締め切りは『菜種梅雨』(なたねづゆ、春の季語)で3月30日です。



春の月 [俳句]

三月十五日は久しぶりにお天道様を拝めました
夜はまた、星たちが美しく輝いていましたが星の数が少ない
よく見ると、上弦(半月)にも拘わらず明るい月が空で映えていました

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上弦も鮮やかなるや春の月


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此の空が毎日拝めますよう、半分の月にお願いしました

春の月 (1).JPG


乞い願う下半分の春の月




菜種梅雨 [日記]

今日も雨降り、これで二日目です
菜種梅雨というのでしょうか
恵みの雨という言葉もありますが、この時期に太陽を拝めないのは寒々としていて、私はあまり好きではありません
明日はお日様が拝めるように祈りましょう

菜種梅雨三日坊主で丁度好し


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そんな天気でもちゃんと花は咲いています
残念なのは名前が分からないこと

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柳の仲間の雄花でしょうか?
開花前は赤い毛糸のかたまりのようですが、開花すると美しい毛虫のように見えます
この花の名前をご存知の方は是非教えてください

雪柳 [俳句]

雪柳空気の少しやわらかき


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雨上がりに外に出て庭を見ると雪柳が咲いていました
今日は3月にしては寒い日でしたが、春の花を見ていると空気も少し柔らかくなったように思えてきます

大いなるもの [俳句]

三月八日の当ブログ「亀動く」を見た友人の“つなこさん”から句が届きました

啓蟄に大いなるものみえかくれ   つなこ

春に目覚めた命を『大いなるもの』と詠むところが素晴らしいです

その亀の句の一句目ですが、言葉の響きから“目覚めけり”という言葉を使いたく思い無理やり作った結果、字余りになっていました

そこで本日推敲しました

朝霞包まれし亀目覚めたる

みすず忌 [俳句]

みすゞ忌や何事もなく桃の花

今日、三月十日は砂糖の日、サボテンの日、ミントの日だそうです
そうしてもう一つ、金子みすゞさんの祥月命日です
私にとっては何でもなかった三月十日をみすゞ忌として意識するようになって何年か経ちますが、毎年意識はしても何事も無く過ぎて行きます。
時間とお金が有れば、三月十日は山口県の仙崎まで行って、みすゞさんの墓参りがしたいですね。

みすゞさんの墓は、山口県長門市仙崎の遍照寺にあります。

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遍照寺は、仙崎の街を南北に通る「みすゞ通り」に面しています。みすゞ通りのほぼ中央に位置する『金子みすゞ記念館』から、北に向かって少し歩くと西側(左)にすぐに見つかります。
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遍照寺には、「こころ」の詩碑があります。
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本日はみすゞさんの忌日ということで、私のもう一つのブログ「仙崎放浪記」(http://kanekomisuzu.blog.so-net.ne.jp/)と共同企画でした。