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四月十一日

さくらの木  金子みすゞ

もしも、母さんが叱らなきや、
咲いたさくらのあの枝へ、
ちよいとのぼつてみたいのよ。

一番の枝までのぼつたら、
町がかすみのなかにみえ、
お伽のくにのやうでせう。

三番目の枝に腰かけて、
お花のなかにつつまれりや、
私がお花の姫さまで、
ふしぎな灰でもふりまいて、
咲かせたやうな、氣がしませう。

もしも誰かがみつけなきや、
ちよいとのぼつてみたいのよ。

(金子みすゞ全集 JULA出版局 1995年)

さくらの木.JPG


今日四月十一日は、私が大好きな詩人金子みすゞさんの誕生日。

みすゞ像.JPG


そこで、彼女が詠った櫻の詩を紹介させていただきました。
彼女は1903年生まれですから百十四回目の誕生日です。

粋田化石の拙句はお休みです。

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コメント 7

いっぷく

好きな詩人がいるということ自体が素晴らしいですね。
私は……やっぱり室生犀星かな。
by いっぷく (2017-04-12 04:32) 

馬爺

詩人に興味が余り無いんですが、たまに詩を聞いたりするといい詩だなと思ったりします。
by 馬爺 (2017-04-12 17:04) 

森田惠子

入院中の父が「金子みすずがはやっているの?」と聞くので、「確か生誕100年で話題になっているみたい」と言うと、「そうか、ラジオでもよく紹介される。金子みすずはいいね」というので、本を買い求めて病室に届けました。
その本は、今、私の手元にあります。
by 森田惠子 (2017-04-12 20:10) 

粋田化石

いっぷく様、有難うございます
本当におっしゃる通りです
好きな詩人がいるだけで人生得をしています
by 粋田化石 (2017-04-12 22:07) 

粋田化石

馬爺さま、有難うございます
金子みすゞは、震災の後にTVからやたらに流れていた「こだまでしょうか いいえ誰でも」の作者です
機会がございましたら是非読んでいただきたいです
by 粋田化石 (2017-04-12 22:11) 

粋田化石

森田惠子さま、有難うございます
お父様も金子みすゞがお好きでしたか
私は、金子みすゞの詩を読むと心の棘が取れるような気がします

写真の銅像は山口県の先崎で撮影したものです
金子みすゞの心に触れたくて、オートバイで出かけた時の写真です
現在私の心は北海道の方に向きかけています

by 粋田化石 (2017-04-12 22:20) 

粋田化石

森田惠子さま、
追伸
どうかそのご本を大切になさってください
by 粋田化石 (2017-04-12 22:23) 

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